2017年05月 / 04月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫06月

2016.11.13 (Sun)

『TPP』と『パリ協定』

バカな農林大臣のお蔭で、TPPの衆院可決が遅れた。
間の悪いもので、参院に送った途端にトランプ大統領当選で、TPPは消える。
米国抜きの批准もあり得るだろうが、それでは環太平洋の『環』が外れる。

米国は、国内の雇用問題に取り組むと同時に、保護貿易主義になるだろう。
そうなれば、日本製の工業製品は高関税で輸出ができなくなる。
日本も保護貿易に移行せざるを得ないから、農産物の輸入は止まるが、国内は失業者で溢れる。

第2次世界大戦前夜を彷彿とさせる経済状況に陥り、必要な原料も調達できないことに。
が、TPP対策の農業予算は執行しなくても良い。
良いが、これを宛てにしてきた農協などは、存立の危機に至るだろう。

一昨日の新聞は、TPP反対の主張で溢れていた。
危険な農産物が入ってくる! 食の自給が外国任せになる。
揚句には、大企業優先のTPPだ!というのもあった。

大企業が嫌いな人種も数多だろうか、大企業の下には中小零細企業がぶら下がる。
大企業の業績が落ちれば、真っ先に切られ、失業する部分である。
工業製品の輸出が止まれば、中小企業も操業できないということだ。

『食の安全?』   国民は、本気でそう考えているか?
『今日はオデンを作ろう!』とスーパーに寄った。
大好物の筍水煮は、中国産しか無かったから諦めた。 何が入っているか判らないから。

加工食品の『原産国表示』が漸く決まったが、主材料だけである。
『原産国表示を!』と迫っても、国民世論は無関心だった。
無関心なのは、原産国にも、危険性にも無頓着だからだ!

国内の農業が、何故立ち行かないか? 漁業が何故に立ち行かないか?
原価に見合う価格が保障されないからだ。
保障されないのは、生産者が自身で値段を付ける仕組みではないからだ。

それが判っているのに、野菜不足になると嘆くフリをする消費者。
見た目が綺麗なのは、薬漬けにされているからだが、それを好んで買う。
千葉産の落花生は中国産の5倍以上だから、消費者は生産履歴不明の中国産を買う。

TPPが見送られ、米国が保護貿易に移行すれば、我が国も米国産の農産物は買わない。
買わなければ、『吉野家』の牛丼は国産牛を使うから、全国チェーンは壊滅する。
大企業は急いで『ホルスタイン』飼育に乗り出し、牛肉確保に行動するだろう。

国内に農地は余っていても、農民は不足している。
今から『頑張って!』と、尻を叩かれても足腰は立たずに、認知症交じりだ。
よって『アベノミクス』は忘却の彼方で、若者の就職口も無いから、福祉も行き詰まる。

かって、オレンジの自由化の時、蜜柑の木を伐倒し、補助金を与えた。
が、恐れたオレンジの輸入もなく、国民のミカン嗜好も翳り、商品ではなくなった。
あの時の、数兆円の農家補償は国費の無駄遣いで終わった。

ガットウルグアイランド対策の時も、そうだった。
国内対策を施したのに、米の消費量は激減、今やブランド米しか生き残れない。
『外圧が怖い!』と吠えながら、多額の補償金を貰い、それでも農家は潰れて行った。

その『悪の元凶』は、農協と国会議員である。
『補償金』だけを目的として、将来の方途を探らなかった。
小泉進次郎の『農協潰し』が待たれている。

先日は、砂防会館で『全国森林組合代表者大会』が開催された。
パリ協定で我が国は、26パーセントのCО2削減が課せられる。
その為の対策に必要な『森林活用予算』に充当する『森林環境税』の創設を目指している。

が、これも間の悪いことに、国会での批准承認が遅れ、船出で世界と足並みが乱れた。
乱れた上に、トランプ大統領が就く米国は批准に加わらない。
どころか、トランプは化石燃料を基軸とした発電論者で、CО2排出を『推進』する立場。

地球環境の悪化を防ぐ政策でも、歩調がとれなくなるかもしれない。
世界は、米国の衰微と共に、新たな経済、産業、環境、そして軍事の時代に入った。
日本も『対米追随』の姿勢から大きく転換する時機に来た!というべきだろう。

独自の軍事力を、独自の軍事開発で築いてゆく。
食糧の国内自給率を高めるために、生産費用に見合う価格を保障する。
できれば、『永世中立』を標榜し、国際的立場を毅然と保つ。

トランプで、ダイナミックに政策が変わるとは思えない。
思えないけど、我が国はこの機会を『好機』と捉えるべきである。
無資源国日本が生き残るために、どのような歩みを選択するのか?

国民的議論を始めれば、新聞などが憂えてみせるウソがあぶり出される。
そして、共産党や民進党の、『真の姿』も見えてくる。
好機到来だ!


スポンサーサイト
16:01  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://yuichisakamoto.blog.fc2.com/tb.php/799-1035978c

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |