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2016.09.19 (Mon)

治  政

上杉光弘先生の功績は、『農村の持つ多面的機能』の評価方法確立である。
上流域で、水田が貯水機能を有し、山林が保水能力を発揮する。
農村の荒廃が進めば、斯かる機能が失われ、下流域にも影響が及ぶ。

だから、その『多面的機能』を数字化して、交付金に反映させろ!という訳だ。
現実的には、自治体が管理する河川、山林面積、農地面積などは交付税算定基礎になっている。
上杉先生は、その国土保全部分の数値拡大に主眼を置いた。

本来、政治と云うものは『まつりごと(政)』を治めることである。
誰の為に治めるのか?
『治められる側』のことに配慮し、『治められる側』のことを考えて政を行うのである。

治められる側から税金を徴収し、治められる側の為に使って行く。
使ってゆくときには、どうすれば治められる側のことが忖度できるかに配慮する。
政治に携わる人たちの配慮が、それを満足させているのか否かが問われるだろう。

自治体の財政が厳しい現状にある。
地方交付税は算定基準に従って交付されているけれども、それが自治体の主力財源である。
が、吾は依存財源ではなしに、本来からの自主財源だと思っている。

国が、地方任せでは無理だろう!と言って国税を徴収する。
その徴税分を、自治体の状況に応じて配分している。
特別交付税はいざ知らず、普通交付税は当たり前に受け取っていい財源だ。

が、使い方に『治められる側』に配慮が足りない点は否めない。
治める側が『得』を得て、治められる側に冷たい姿は見られないか?
土日、祭日休みの『治める側』と、休みなく汗を流す『治められる側』

給与や賞与に恵まれている『治める側』に、サービス残業に耐える『治められる側』
各種の行事に日曜出勤でも手当てが貰える『治める側』に、ボランティア出動の『治められる側』
勿論、良吏は数多だが、『治める側』の待遇は格別だ。
治める側の優越が歴然としているのである。

先憂後楽という言葉があるが、治める側は常に『楽、楽、楽』
治められる側は、常に『憂、憂、憂』である。
先楽後楽と先憂後憂と云うべきなのだろう。

昨日は、配偶者控除についての議論が交わされていた。
『103万円の壁』と言われている主婦への課税が論議されている。
その壁を除かないと、女性の就労が進まない!という意見。
対して、主婦が家庭にあるからこそ、子育てに従事出来て少子化解消に役立っているという指摘。

双方ともに、尤もな意見である。
折衷案として、『夫婦の所得を合算し、半分に分ければ課税所得が下がる』というのも。
『税が政策を誘導する!』と吾は言い続けてきた。

が、配偶者控除の再検討は、政策とは無縁だ。
狙いは『労働力確保』という視点が主眼になっている。
過去、介護保険を導入すれば、主婦が在宅で介護できる!と言った。
が、在宅は増えずに、施設の介護人材が不足しているミスマッチ。

専業主婦が居れば子供が増える?
そんな単純なことではないだろう。 子育てには、言い表せない程の心労が伴うのである。
ということを考えると、治める側の浅知恵や見通しの甘さ、哲学の無さが透けて見える。

選挙された代表は、『治められる側』への視点を欠いてはならない。
税を集め、事業を執行する『治める側』を常に監視し、指導する。
治められる側が、時には『治める側』に利得の配慮を求める時もある。

それでも、治められる側として判断し、行動する必要がある。
それには、『長期的展望』を政策の中心に据えるべきだ。
長期的展望の源は、『先見性』だろう。

政策の行き詰まり、行き当たりバッタリの政策は、『先見性』に欠けているからだ。
時には、治められる側からの反発もあるかもしれない『先見性』だが。
時機到来すれば、納得される政策だ。

勿論、その時には『政策由来』は、忘却の彼方だが。


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