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2016.05.06 (Fri)

百姓は『百品つくれ!』

今年の春は、陽春を通り越して暖かすぎる春だった。
庭に、県議選初当選の折に『左官屋』さんから植樹頂いたソメイヨシノがある。
何時の間にか咲いて、いつの間にか散っていた。

開花の前には、寒い毎日が続いていたのに、雨を経て日差しが強くなって開花。
花見の宴を楽しむ間もなく、散ってしまった。
冬から、初夏の兆しに一足飛びだ。

畑の白菜は一挙にトウ立ちし、暖かさに腐ってしまう。
陽春と多雨、春野菜が忌み嫌う気候が畑を覆う。
が、何故だか紋白蝶が乱舞する期間は少なかった。

焼酎の原料となる甘藷、『黄金千貫』は、作付が少なくなったらしい。
ウイスキーの復活で、焼酎ブームは去り、原料も減反だ。
が、食用甘藷の植え付けも例年より遅く、漸くマルチ覆いを始めたところ。

下の畑で金丸くんが、『ラッキョウを植えていたのに、全滅だ!』と。
『連作障害はないのに、原因は何か?』と問うと
『判らん!1本も芽立ちが無いのは初めてだ!』

その隣に、紫蘇の種を蒔いたらしい。
『今年は梅が表年だなぁ~』と吾が言うと、『そうだったかなぁ~!』
翌日には、周囲に植えてある小梅を収穫していた。

えんどう豆も不作だったと云う。
吾も、『スナップえんどう』は「うどんこ病」に冒され収量が少なかった。
えんどう豆も、ひと月ほどの収穫期間が半分に至らず、不作である。

吾は、『空飛ぶ玉ねぎ』と云われる、極早生の玉ねぎを栽培する。
もう、ふた月前に収穫を終えたが、各畑には普通昨がゴロゴロ干してある。
保存は効くが、収量が多いから、販売所では安価で売られている。

ニンニクを千本ほど植えただろうか?
『自家製の種を使っていると、だんだん小さくなるみたいよ!』と北郷の西岡君が。
それで、スーパーで中国産を求め、それを植えた。

いつも決まってニンニクを買うから、先日はレジの女性が『ニンニクは?』
国産の値段よりも、5分の1ほど安い。
が、中国産を食しようとは思わないのに、『余程のニンニク好き!』と思われているか?

『種は中国産だけど、畑で出来たのは裕一産だから!』と、これも西岡君。
が、気候風土が違うからか、例年のニンニクと勢いで劣る。
収穫してみると、玉は太いが馴染めない!

でも、自家製の黒焼き用に使うのだからと自身に言い聞かせ、天日干ししている。
収穫期に入ったから、中国産も青森産も昨年産は売り切ったのだろう。
先日のスーパー価格では、50パーセント以上、値上がりしていた。

ホームセンターでは、早くから『夏野菜』の苗を販売している。
遅霜や西風が強い時期だから、植え付けには早すぎる。
植え替え用を求めに、再びやってくることを見越しての2度売りだ。

胡瓜とズッキーニ、ゴーヤ、インゲン、生姜、里芋を植え付けた。
茄子は、予定の3分の1ほど植えて、スイカも苗を待たせている。
5月の連休明けにならないと、突風や西風に押されてしまう。

二か所に『雨除けハウス』を建てているが、夏はトマトを栽培する。
二面で、200本以上の『ミニトマト』と『フルーティートマト』
昨年は『土造り』に失敗し、注文していた苗250本の大半をフイにした。

『ぼかし堆肥がいいよ!』と、これまた西岡君が教えてくれた。
昨年は堆肥2種類に、大量の油粕を混ぜた。
不完全な油粕だったから醗酵し、それで苗を枯らしたのである。

今年は『ぼかし堆肥』に熟成した油粕を少量、混ぜた。
苗は、連作障害を避けるために『接ぎ苗』を求めるから、売価もバカにならない。
来週から行事が目白押しだから、それを計算しながら朝6時から作業。

『百姓』という言葉を使ったとき、『それは差別用語ではないか?』と云う者がいた。
吾は、演説会なんかでも『百姓』という言葉を使ってきた。
勿論、自身を表現する時も、『山奥の百姓の倅で!』などと使う。

市議会議員で同僚だった、『河野陽史』という先輩が居た。
連れ立って呑みに行ったり、彼の家で痛飲すること、度々であった。
口癖は、『百姓は百品つくれ!』

確かに昔の農家は、年中、何か、かにかを生産していた。
水田は、葉タバコと麦、終わって稲作が主体だったが、畑は違った。
一度に、10種類の作物を収穫するのが当たり前の時代である。

それが、『機械化』と共に、『単作』に代わった。
百姓とは名ばかりで、今では『一姓』である。
ピーマン農家、甘藷農家、花卉農家、柑橘農家という具合。

宮崎市の木花に、『コープ』という農協スーパーがある。
野菜売り場には、周辺の農家から野菜を求めに来る。
『カボチャは作っているが、その他の野菜は栽培方法が判らん!』と笑う。

自家用の野菜でさえ作れない、『百姓』が多いのである。
稲作は共通するとして、その他は『単作』で、近所同士の話も合わない。
だから農協は、『専門部会』という組織で『単作』の情報交換をしている。

専門部会に入っている嫁は、実家に戻って、母の手作り野菜を貰ってくる。
隠居仕事で菜園を営んでいる人の『野菜作り』は、真似ができない技術がある。
その技術を学ばないから、農協と農家は経営に苦しんでいる。

吾の畑の周囲は、専業の農家だけど、野菜の種類は決まっている。
決まっているから、他の作物の栽培方法は判らない。
吾は、『百品』までは行かないが、昔から正真正銘の百姓である。

専業農家が、吾に作物の名前や栽培方法を質す。
でも、間違いないのは『土』である。
『土』が、正直に野菜の出来具合、美味さを教えてくれる。


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