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2016.04.17 (Sun)

『少子化』と『規制緩和』

先日のМRT『ゴーゴーワイド』のゴーゴーニュース。
武ボーが、少子化は規制緩和に端を発している!と。
吾は、もっと以前から少子化は現象化していたと思っているが。

でも、少子化に拍車を掛けた大因であることには間違いない。
日本は、終身雇用制が殆どだったから、どうしても生産費に占める人件費割合が高い。
高いと、東南アジアなどの安価な労働力で生産される商品には太刀打ちできない。

太刀打ちできないから、企業は生産拠点を海外に移す。
そうなると、日本国内の産業は空洞化し、国家税収も下がる。
そこで、労働力の機能的、能力的再配分に踏み切った。

正規社員と非正規社員の区別。
人材派遣制度の導入による、労働力の機能的配分。
それによって、人件費コストは下げられ、競争力は増したのかもしれない。

が、日本社会の美風である『職場の和やかさ』をも、同時に失った。
絶えず職場環境が異なれば、職場での出会いも少なくなるし、交流機会も減ってゆく。
生活に汲々としているから、出会いそのものよりも、ゆとりがないのだろう。

結婚しても、近所に親しい友人がいる訳でもない。
赤ちゃんを育てながら、同じ境遇のママ友と意見交換する人も機会もない。
ひたすら、唯一の家族である夫の帰りを待ち続け、堪えきれずに我が子を手に掛ける。

国会でも取り上げられたが、預ける保育所も順番待ち。
保育所に通えるようになったら、今度は夫の転勤で離れなくてはならない。
出産、育児さえ、未経験女性には最大の不安なのに、周囲には、それを解消してくれる手段は皆無なのである。

一方で、地方の実態は、どうなのか?
経済成長期に分譲住宅が立ち並び、住民は保育所と小学校建設を願った。
が、それが空き家に変わり、老人福祉施設の建設を願っている。

昔のように、3世代同居の時代ならば、同じ小学校を3代、卒業しただろう。
が、息子や娘は、他に家を建て『一代限り』の住まいになってしまった。
だから、空き家条例を作る必要性に迫られ、学校の統廃合も進んで行く。

この『不足』と『廃止』のアンバランスをつくったのは誰か?
政治である。
中央支配を進めたい『幕府』、イヤ、日本政府は地方から人を奪い、都市に住まわせる。

インフラ整備も東京集中、官庁も東京集中だから、金融、企業を指導する役所は東京だ。
企業も東京集中だから、人材も東京集中。
東京集中で、子育て環境にないから『少子化』が進む。

まぁ、これは大筋で納得だが、それだけでもあるまい!と思う。
今度、県北の市で『結婚紹介事業』に補助金を出すと聞いた。
今まで、この種のイベント開催を数多く耳にしてきたが、不思議と『成果』は語られない。

ネットの『出会い系サイト』は人気らしいが、これは売春だろう。
売春ではない、NPОなどが運営する『出会いの広場』なんてのはできないのだろうか?
でも、出会いがないから結婚しないのではなくて、結婚願望そのものが無いのでは?と思う。

女房が居なくたって、洗濯は『コインランドリー』で済む。
食事は、コンビニで買えばいいし、オンナを抱きたいときには風俗に。
林業家の太田原クンは、『山にコンビニ弁当持参しているが、流石に飽きるなぁ~!』

彼は、昔からの食生活を知っているからで、幼い頃よりコンビニに慣らされてる世代が、今は多い。
子供を持つと、PTAの会合や授業参観などに行かねばならない。
クラブ活動では、土日の送迎で、とても体を休める機会なんて与えられない。

第一、子育てに掛かる費用が大変だろう。
予備校に通って、大学に進学しても、『目指す職業』がないから就職先も見つからない。
結局は、大学時代から携わってきた『コンビニバイト』で社会に出る。

その為のエネルギーを捻出する気迫は、若い世代は持ち合わせていない。
子育てに多くのカネを使い、気が付いてみたら借金だけが残った。
老後の『年金』は、全くあてにできないのに!

年金で思い出したが、吾が郷里に帰って来た時の月掛け金は数百円だったと記憶している。
当時の物価からすれば、相応の負担だが。
母は、社会保険だったが祖父は『議員年金』だったのか?

祖母も長患いで入院していたが、年金振り込みの通帳をみたことがない。
今、吾ら団塊世代が年金を受給する時代になったが、年金庁のどさくさで騙されている感じも。
ただ、一回り先輩たちの年金の金額を聞いて驚いた。

『市役所ОBで、月額30万円だ!』と云うではないか!
『夫婦共稼ぎで、60万円貰っている!』とも。
これじゃあ毎年、300万円以上の定期預金が可能である。

公務員の年金原資は、全てが血税である。
血税で生活が保障されている方々には、あくせくする庶民の窮乏は理解できないだろう。
ある『花見の宴』で、高歌放吟している連中がいる。
聞いてみたら、『市役所ОBじゃあ!』と。

そういえば、国民からなけなしの金を集めて『年金事業団』というのがあった。
国内のアチコチに『厚生年金会館』なるものや、保養所を建てていた。
全部が赤字で撤退したけど、あの赤字補てんは運営責任者に求めるべきだった。

常に、失敗を繰り返しても『責任を取らない』役人たち。
自己保身には真剣だが、国民の将来には目を向けていない。

どこの役所を覗いても、退屈そうな職員で溢れているが、あれは正規職員だろうか?
尤も、みんな同じに見えるから判別はつかないだろう。
『みんな同じ』ということは、非正規職員だけでもいい!ということ?
だったら市税収入52億7千万、人件費43億7千万だから、僅かに9億円の差し引きが少し増えるかも。

でも、市役所で働けるだけでも幸せだろうなぁ~
正規でも非正規でも、原資は吾らが払う税金だから安定しているし。
一度、市役所職員に於ける『出生率』を聞いてみたいものだ。

そうすれば、少子化対策の原点が見えて来るかもしれない。
そういえば、市長が我が子の子育ての為に、公務の一部を割かれると聞いた。
率先して、男性自身も育児に精を出す姿勢を明らかにする気概は好ましい。

尤も、吾の『育児力』までは極められないだろうが。
同時に、市役所職員も積極的に育児休暇を活用されるらしい。
これも望ましいことだが、でも、それが『可能な』職場であることが、市民には羨ましい!
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