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2016.02.27 (Sat)

連作障害

日南市に帰郷した頃、所用で国道220号線を串間に向かう機会が多かった。
今のように、広域農道はないし、県道も未整備だから、榎原、大束を経由して。
大束の田んぼや畑では、ユンボが土を深く掘り下げている。

甘藷畑の連作障害を克服する為に、天地返しで土を入れ替えているのだ。
今でこそ『大束の甘藷』で名を得て、大束原に広大な甘藷畑が広がっているが。
当時は、国道沿線の小さな耕作地から始まった。

今では、天地返しはやらない。
連作障害への対策として薬剤を注入、線状虫まで除去してしまう。
里芋や甘藷など、芋類は連作を嫌うのである。

西都市や宮崎市郊外には、農業用ハウス群が広がっている。
ハウスは、水田の跡地に建ててある。
これも連作障害対策なのである。

ハウスで栽培している野菜の収穫が終わると、土を起こして水を溜める。
『代明け』を行って土を鋤き、しばらく寝かせる。
そして、次の作物を植え付けてゆく。

稲やトウモロコシなどに、連作障害はない。
『どんぐり千年の森』を主宰されている方が、『多くのミネラルが連作障害を防いでいる』と。
つまり、落葉樹が腐葉土に代わり、ミネラル分が河川を下って水田に!という訳だ。

大筋において同感である。
吾は、水源上流を広葉樹林化するよう求めてきた。
河川プランクトンを増やし、注いだ海の藻場をも造成する為である。

が、連作障害とは別物ではないのか?と思っている。
勿論、植物学者ではないし、生物学にも疎いから大見得は切れないが。
が、他の『イネ科』の植物をみていて、そう思うのである。

一昔前、都城盆地では『陸稲』が半分ほどだった。
畑に種を蒔き、稲を収穫するのに農業用水は必要としていない。
同様に、米国でもそうだが、広大な畑地にトウモロコシを毎年、植え付けている。

つまり、連作を嫌う植物と、頓着しない植物があると考えた方がいい。
野菜でも、ニガウりなどは連作を嫌わない。
が、ほとんどの野菜が連作を嫌う。

瓜類、馬鈴薯の仲間である茄子、トマト、などは3年以上、場所を空ける。
キャベツなどの葉物もダメで、狭い畑の分担に困ってしまう。
トマトは、接ぎ木苗を植えて、連作障害を防いでいる。

先日、北海道の下川森林組合を訪問した折、エゾ松の連作障害を聞いた。
『2代くらいまででしょうねぇ~!』と云う。
2代目過ぎたら、何を植林するのかは聞かなかったが

吾は、杉も連作障害があると思っている。
『飫肥杉400年の歴史』というけれども、品種の違いで今まで保ってきた。
が、県下同一に品種が揃った今後は、障害に配慮すべきだろう。

坂元林業を経営している坂元次徳クンは、伐採跡地を段々畑状に替えてゆく。
斜面を切り落とし、下層の土を剥き出しにしてしまう。
管理しやすい利点もあるが、それ以上に『連作障害』対策になっている。

本人は、そうは言わないが『下層に植えた方が成長が速い』という。
杉の葉は、油分が多いから腐食して土に帰るには15年ほどを要する。
つまり、次代の新稙杉の養分にはなりえないし、逆に障害となる。

吾が、『国有林の3割以上は、広葉樹林化』を唱える所以である。
そして、杉を植林するときは、広葉樹と共に『混植』してゆけばいい。
が、山の現状を知らない林野庁は、現場の声を悉く無視してしまう。

都井岬には、秋月藩が軍馬を飼養する目的で牧場を建設した。
が、純粋な岬馬の培養地だから、名馬は生れない。
昔、吾の家に飼われていた農耕馬は『岬馬』だった。

『悍馬』である。
我儘で、仕事は嫌がるし、サボタージュの心得を知っていた。
今にして思えば、『岬馬』の優等生だろう。

『ハーフ』という言葉があった。
つまり、『混血』だろう。
姿形は美形で、頭は良くて、唄も上手い。

人間の血も、遠い程、優性遺伝子を反映させると聞いたことがある。
先日書いたが、日本人も22代遡れば『兄弟』である。
同じ地域同士が結婚して子を為せば、やっぱり劣性遺伝子が多いのか?と思ってしまう。

そう言えば民法では、三親等以内での婚姻は禁じられているらしい。
血が濃すぎると、障害のある子供が産まれるからだそうだ。
と、いうことは、遠隔地の男女程、秀でた子孫に恵まれるということなのか?

そう言えば、丸山参院議員が言っていたように、オバマ大統領は黒人の血。
アフリカ出身者と白人の混血だから、優秀な政治家に育ったのかも。
そうなれば、単一民族よりも、他民族国家の方が栄えるということになる。

下川森林組合部長に、『蝦夷の地は全国から入植したから、道の言葉が標準語ですねぇ~!』と。
『そういうことになりますねぇ~!』と喜色満面だった。
でも、『全国から集まって混血してますけど、優秀さは?』とは聞けなかった。
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