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2016.02.22 (Mon)

『中選挙区制』の復活

金曜日から日曜日までの3日間、アイスキャンドルのイベントの開催。
北海道上川郡下川町での催しに、下川森林組合からの案内が。
姉妹友好関係にある下川森林組合の招きで、土曜日に訪問した。

旭川空港から、迎えの車で下川町に向かう。
一面の雪景色である。
良く事故もなく走るものだと、スタッドレスタイヤの威力に驚かされる。

積もるときには3メートルの積雪を観測することも珍しくない。
最低気温も、マイナス30度を記録したというから雪深い山岳地帯である。
『蝦夷の地の奥座敷に、ようこそ!』と、組合長が挨拶で。

凍らせた氷の容器にロウソクを立て、そして灯を灯す。
会場には、カマクラなどが造られて、幻想的な雰囲気を醸し出す。
防寒を徹底して着込んだが、シンシンと冷えるから足下は冷たい。

雪道に慣れていないから、油断すると滑ってしまうので、周りの景色どころではない。
翌日の日曜日には、旭山動物園を案内して頂いた。
寒さを喜んでいるのはペンギンやアザラシ、北極熊くらいのもの。

ライオンや虎、豹などは寒さに参っている様子で、元気がない。
圧倒的に中国からの観光客で、子連れが多い。
ここでも、足元に注意が必要だから、とても動物への関心どころではなかった。

キャンドル会場から出て、夕食で歓迎して頂いた。
途中から参加した副組合長は、町議で、議会選出監査委員でもある。
2次会で、『丸山議員の発言は怪しからん!今の国会議員はダメな奴が多い』と。
続けて、『やっぱり、昔のような中選挙区制度がいいなぁ~!』

中選挙区制度のとき、宮崎県は、衆院第1区と2区に分かれていた。
宮崎市から県北が第1区で、県南、県西は第2区。
共に、定数は3名であった。

第2区には、瀬戸山三男、小山長規、二人の長老に社会党か自民党が3人目を争う。
吾は、瀬戸山三男さんの青年行動隊のような立場だった。
小山さんには、吉元県議や小斎平参院議員が秘書を務め、後に議員になった。

瀬戸山さんは福田派、小山さんは池田、大平と続く宏池会に所属。
後に、衆院議員に当選した堀之内さんは、中曽根派である。
つまり、総裁を狙う領袖達が子分を増やし、頂上への道筋を固める戦いを行う。

必然的に、自民党公認候補同士の争いになり、保守同士の熾烈な戦いが展開される。
領袖は、子分の選挙の為にカネを集め、資金を投下する。
同じ派閥の閣僚が応援演説に駆けつけるが、他の公認候補をば一顧だにしない。

保守同士の争いは、地方選挙にも及んでくる。
代議士達も、次の選挙を考えれば、自派の首長や議員を増やしておかねばならない。
そこに、純粋培養された、縦系列の派閥が完成され、初めて代議士の安泰が実現する。

それは、地方自治体に止まらない。
経済団体や各種の利益団体でも、主導権争いが熾烈を極める。
が、毎日が緊張の連続だから、代議士も失敗は許されないし、行動力も求められる。

『金帰火来』と云われたように、週末は選挙区回り、火曜日には上京を繰り返す。
地元の秘書は、代議士が出席する行事、家々を廻る日程を決めて準備を怠らない。
毎晩、5か所以上で『国会報告会』を開催して、選挙民との交流を図る。

それが、小選挙区制度になって消えていった!と、副組合長ならずも、全国各地で嘆く声が多い。
選挙区支部の支部長になれば、自民党の党営選挙になる。
代議士は自民党の代議員だけを大事にしておけば、それで当選できる。

従って、京都の宮崎・元代議士のように、落下傘でも当選できる。
何の接点が無くても、なんの実績が無くても、地元の実情に疎くても、である。
中には、『いつ代議士になったの?』と訝る有権者も居るに違いない。

小選挙区制度にするときには、ダイナミックに政権交代が可能になる緊張感が期待された。
が、一強他弱の現状を見ると、国会議員の質の劣化だけが目立ってきた。
派閥は有名無実だし、親分の指導力も陰りがあるし、とても総理が務まるような政策通もいないし。

野党は、できては消え、党名だけでも思い出せないほどの政党が雨後の筍のように。
政権を倒せないとみるや、共産党とも手を組む無節操。
イヤ、無節操ではない。そもそもが政治哲学を持っていないのだから。

小選挙区制よりもタチの悪いのが『比例代表制』
それには、小選挙区で落選したのが『比例復活』なんていうのもある。
選挙区で支持されなかった者が、復活して代議士になるなんて『有権者無視』の憲法違反だ。

おまけに、比例で当選しておいて、政界を渡り歩く輩もいる。
比例での当選は、党名での投票で支持された結果だから、党に議席を返上するのが筋。
比例制度は、全廃する方が望ましい。

下川森林組合副組合長が言うのは、『地元への密着不足』を嘆くのである。
地元の実態も知らないなら、広い選挙区であっても良いではないか?と云うのだ。
それでも国会議員は、『地方の声が届かなくなる!』なんて言うから、可笑しい!となる。

衆院を比例を全廃して、定数を300.
おそらく、中選挙区か大選挙区制度になるだろう。
そうなると、九州で15名程度だろうか?

それでも、『コト足りる』と、国民の大多数は思っている。
思っていないのは、国会議員だけである。
『自らを斬る改革』を約束しながら、果たしてこなかった。

果たしていないのに、永田町には有象無象の輩達が跋扈し、国を誤らせている。
北海道の、広い太地での『嘆き』が、ずーっと頭をよぎっている。
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