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2017.01.13 (Fri)

『二元代表制』異聞

以前にも、二元代表制について書いたことがある。
政府は、議院内閣制度で政権が確立されるから、国会の多数派が政権与党。
従って、与党の政策が国家の政策となる。

今度、就任する米国大統領トランプ氏は、共和党の推した候補だから共和党が与党。
が、連邦議会議員から選ばれたのではなく、大統領選挙で選出された。
共和党の議員でも、連邦議会で大統領の政策に反対する議員もいるだろう。

大統領の政策、行動に国民の批判が湧き、議会議員選挙に不利と見れば別行動も。
選挙自体が別個のものだから、与党が連邦議会議員選挙で負けても大統領は変わらない。
議院内閣制度では、与党の敗北、即ち政権交代!との違いである。

『安倍一強政治』と批判されても、過半数を与党が握れば政権交代はない。
野党が過半数を制し、政権を組み上げようとしても政策の一致はないだろう。
そこに、消極的であっても『安倍一強』を是認する国民世論がある。

地方政治は、首長と議会議員が別個の選挙で選ばれ、相互に牽制し合う。
牽制する中に、議会の監視能力、懸命な政策遂行の緊張関係が構築できる。
が、自身の政策を議会から批判されるのを嫌う独善的執行者も、中には居る。

それは、政権が長期にわたり、自身の公約が齟齬を来した時だ。
公約と結果の矛盾を突かれ、収拾がつかなくなると議会の慰撫に走る。
が、ますます泥沼に入り込み、支持率を落としてゆく。

吾の経験から言えば、議会の慰撫には、あらゆる手段が講じられる。
飴玉と接待で黙らせ、議員地元の利益誘導で釣る。
どうしても釣れない場合には、議員の選挙区に対立候補を立てて、落としてゆく。

小池都知事は、知事を支える都議を増やす為に、今夏の都議選に臨むという。
つまり、都議会で神輿を担ぐ『子分』を増やそうというのだ。
増やして過半数を獲得すれば、都知事の思うままの都政がやれる。

やれるが、都民の不利益になること、将来に悔いを残す政策も含まれる。
『都民ファースト』とは言うけれども、具体的な小池カラーは未だ出ず。
『都民ファースト』から『小池ファースト』に変じてないか?

権力に擦り寄り、常に甘い汁を吸うために『ダボハゼ』のようにくっ付くのもいる。
その代表格が『創価学会・公明党』で、汚らしい邪教そのものではないか。
都議会議員としての、担うべき責任と使命を自覚していないのである。

時が移ろい、小池人気に陰りが出たとき、ダボハゼ達は離れてゆくだろう。
そして、新たな権力者に擦り寄る。
『それが政治の世界だ!』とは言うな!  政治屋の世界なのだ。

その辺りを喝破しているのが、橋下・元大阪市長かもしれない。
自民党都議の古い体質とカビ、ここから生えて来た小池都政。
具体的な、『都民ファースト』政策が見えないことを、橋下氏は既視感で知っている。

今日は、福祉法人の理事会、評議員会が開催された。
従来、評議員会は名のみで形式的に置かれていたが、法の改正で正式設置が。
来年度からは、理事会の上に君臨することに。

つまり、理事会を監視し、理事の罷免までも行える『監視機関』となった。
法人経営を担う理事長以下、理事会の運営状況にも意見を挟む。
執行機関を『理事会』とするならば、評議員会は執行状況、経営内容のチェック機関。

なにやら、地方政治における『二元代表制』に似ている。
否、それ以上に厳しい監視機関かもしれない。
なにしろ、理事の解任、理事長解任の権限も持つ。

地方政治に携わる人達にも、同様の緊張関係を求めたい。
執行機関の『下請け』か?
それとも、住民を代表する『監視機関』なのかを!



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