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2016.10.29 (Sat)

釣 り

家から田んぼに降りてゆくと、7反5畝の田んぼを縦断して坂元川が流れている。
水量も豊かで、吾家の水力自家発電を賄い、田んぼを潤している。
現在とは違って、雑木で山林が覆われていたから、今に倍する水量だ。

この河川が、坂元棚田に発する水田に引かれ、水田を満たすと溢れて再び川に。
プランクトンが多いから、『ざエビ』やイワナに似た小魚、ハヤなどが群れる。
それを狙ってウナギや『山太郎蟹』が遡上し、蛋白源を供給する。

日曜日には、エビ草に潜る『ざエビ』を捕り、釣り針を垂らして魚を釣る。
『ざエビ』は、セキショと呼ばれた草の根っこに住まいし、足で踏んでザルで獲る。
砂糖醤油で甘辛く煮ると、佃煮に似た味が食欲をそそる。

釣り糸は白い木綿糸を使い、重しは釘で、釣り竿は小さん竹。
ミミズを針に付けて垂らすと、瞬く間に魚が釣れる。
が、家族だれもが川魚を食しないから、持ち帰ることはない。

サツマイモに使用する農薬で『ゲラン』というのがあった。
東南アジアから植物の根っこを輸入し、それを水に浸して叩く。
白濁の汁が出て、それが川魚の呼吸を阻害、苦しくなって浮き上がる。

ゲランの粉末もあって、ガーゼに包んで水中で揉む。
根っこのような強力さはないが、一握りで効果は満点だ。
祖父が好きな漁で、本家の親父と共に楽しんでいた。

夏休み、朝の5時に坂元川に仕掛けた延縄を見に行く。
仕掛けの3分の2ほどにウナギが掛かり、早いのは自身を巻き付けて死んでいる。
吾は食するのは好きではなかったが、祖父の大好物で、胡瓜の葉で掴み祖母が調理。

水力発電に導水する水路の入り口に、『カニ受け』という篭を構える。
晩秋にかけて下る『山太郎蟹』が一朝に30枚ほど、他にウナギやエビも。
吾はこれも苦手で、祖父が旨そうにすする『カニ巻汁』を横目で見ていた。

灼熱の太陽が降り注ぐ岸壁で、夫婦二人が釣り糸を垂れている。
都井岬手前の宮浦漁港で、二人以外に釣り人はいない。
母が後添いとして入った旦那と母である。

『こんな暑い盛りに釣りをしているなんて!』と吾は毒づくが、ただ苦笑いしている。
試しに吾が代わると、仕掛けが替わったかの如く、入れ食い状態に。
『やっぱり、人を見るのかなぁ~!』と、義父は苦笑する。

擬餌針の仕掛けはお袋手製で、避妊用のスキンが針に巻いてある。
それから、吾が嵌った。
道具一式を購入して、岸壁から、やがては油津沖のケーソンに瀬渡しで上陸。
とうとう、遠投して鯛を狙う磯釣りである。

友人と泊りで瀬に渡ったことも幾度も、一睡もせずに灯浮とにらめっこだ。
ボードという『船酔い止め薬』を飲んで『舟釣り』にも行ったことも再々。
浪人中だったから、夜釣りの夜明けは、また地磯からの釣りである。

友人と行くと、吾のみに『漁』がある。
同じ仕掛け、同じ棚なのに、なぜか吾だけが釣れる。
石鯛釣りでは、枕崎港から南硫黄島に渡ったこともある。

先妻が占いの見立てで、『御主人は釣りで漁がある。でも命が取られる』と。
つまり、獲物はふんだんに与えるが、その内に命を頂こう!という訳だ。
それから、釣り道具一式を捨て、漁に出なくなった。

が、子供たちを連れて荒磯に行き、カラス貝を麻袋ひとつ獲ったり。
近所から誘われて、『寒雑魚』を捕りに行ったり。
食いはしないのに、捕ること、その段取りが好きなのである。

最近の子供たちは、川で遊ぶことも禁じられているから、釣りの経験もないだろう。
釣り、どころか川に入ったこともないから、川底の滑りも判らない。
常に足の届くプールが、泳ぎの場所だからキャンプ場で命を落とす。

その世代が、いまの子育て世代で、子供を助けるどころか自身が溺れる。
『それでは、自然の中で生きていけないよ!』と言っても、先生も必要性を認めない。
認めないどころか、先生自身が『生きていけない』人種なのである。

東京の総武線、市ヶ谷近くに『釣り堀』があった。
学生時代に電車から眺めていたが、多くの人達が釣り糸を垂れていた。
今でもあるのかは判らないが、都心では養われている魚しか狙えないのだろう。

先日の報道では、『釣り堀』に遠足する学校があると聞いた。
子供たちは、釣りという行為を誤って認識するだろう。
遺跡の発掘で釣り針が出土したこともあったが、あの時代に釣り堀があった!

そういう認識に繋がりはしないか?
自然と隔絶された現代の子供、自然の怖さも有難味も知らない。
知らない世代が、再び知らない世代を培養している。


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2016.10.25 (Tue)

『税』

昨日は、福岡県筑紫野市で『日南飫肥杉産直住宅セミナー』を開催した。
建築中の家屋を視察し、2名の講師を招いてのセミナー。
施主や工務店関係者が来場、日南市の副市長などにも御来臨賜った。

質疑に移った時、『杉で家を建てると税金が高い!何故か?』との質問が。
二人の講師が戸惑いを見せていたから、吾が引き取って考えを述べさせて頂いた。
ご指摘の疑問は、吾が早くから改善を指摘し、改正を願っていた内容である。

住宅を建てると、県税の『不動産取得税』が課税、固定資産税という市町村税も連動。
税の根拠となるのは、『固定資産評価法』というやつである。
それに、地杉材で家屋を建てた場合の評価算定があり、課税の根拠となっている。

自分で育てた山林を伐り、自身で製材所で賃挽きし、自分で建てる。
取得額は『0円』である。
にも拘わらず、高額の評価の下に課税される摩訶不思議な代物なのだ。

その『評価法を換えろ!』と叫んできたが、代議士も大臣も約したのに叶えてない。
取得税は単年度課税だが、固定資産税は建物が存在する限り、課税が続く。
それに連動して国保税、介護保険料も高くなるから、生涯の負担となる。

ハウスメーカーの住宅は税額が低くて、自分の材を活用したら高額の課税。
誰が考えても『外材優遇』だから、林業家の意欲を削いでいる。
『営林署の職員や役所職員の家は外材仕様の家だ!』と吐き捨てる者もいた。

昨日の質問者は、吾の隣席に居た副市長に写真を見せながら、言った。
『地元産材で家を建てれば、大工から左官、林業者など果てしない経済波及効果が及ぶ』
副市長は、『宿題として重く受け止め、持ち帰ります!』と。

『企業誘致で固定資産税の減免をやるではないか? 市長が特例で決めればいい』と吾。
そして『飫肥杉で建てた家は税を半額に、ハウスメーカーのは倍額にしたら!』と畳みかける。
宿題の結果を楽しみに待ちたい。

交流会では、講師から『たばこ税もおかしいですよねぇ~!』と。
確かに『嫌われ者』だが、税金だけは上げられ、重宝される。
非常の支出の税源は常にたばこ税だから、『悪役』を販売禁止にすれば良いのに、そうしない。

今まで三公社五現業の赤字補てんなど、国の借金、怠けた労組のツケに充てられてきた。
のみならず、市町村税や県税もあるから『たばこ様々』なのに、肩身の狭い思い。
吾も『多額納税者』だったが、病に負けて納税者にサヨナラした。

政府は、高層マンションの課税方法を改めるという。
高層階ほど取得額が高いのに、税金は各階とも同額はおかしい!という訳だ。
今後は60メートル以上、20階以上のマンションでは税区分を変えるらしい。

今までに検討されなかったこと自体が問題だろう。
高所恐怖症の吾は嫌だが、一般的には眺望の良い上層階を好むだろうに。
これも『評価法』の変更が及ぶから、この際、杉材の低税化も併せて、願いたい。

吾が車庫を新築した時に、市役所の税務課が来た。
建築許可の対象地域ではないのに『なぜ判ったか?』と訝ったが、ある方が『航空写真ですよ!』と。
重厚な杉材で梁を架けているから、母屋よりも高い税額が課せられている。

山村の棚田に田小屋があり、航空写真で認めた市職員が『評価』に来たらしい。
『作小屋』だから、電気もないし生活出来ない倉庫である。
『あんなバカげたことをやっている。もっと矛盾があるではないか!』と怒った市民も。

航空写真で見つけるならば、水田や畑など農地で課税している山林も見つけている筈だ。
が、それはそのままに高い『農地課税』を曲げない。
それは『目的外課税』で、地籍の確認を進め、課税矛盾を正すべきだろう。

封建時代、庶民は多額の年貢に泣いてきた。
民主主義の時代になっても、呵責ない年貢の取り立てに泣くのは庶民である。
『御上』は、艱難辛苦に喘ぐ庶民に、温情深い税制を布くべきではないのか。
20:05  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.10.21 (Fri)

『愚か』なのに驕る自民党

フィリッピンの大統領が、米国と決別し中国の傘下に入るようだ。
英語圏の国なのに、異教徒の国なのに、米国嫌いが高じたのか?
領海を巡る国際司法裁判所の決定も無視して、新たな蜜月関係を構築する。

これで、中国の南シナ海覇権確立は果たされ、アジアの中国支配が決定的になった。
日本は中東への海路を握られ、米国はアジアにおける支配力を失い、大国ではなくなる。
日本も、永世中立国を宣言し、自主防衛力の強化に舵を切る必要性が出てきた。

『そのような政策はダメだ!』と云うなら、中国の傘下に入るしかない。
中国人の保養地として、あるいは『水瓶』として歩むのである。
『元寇』で果たし得なかった、習近平による中華支配が開始されるだろう。

その先駆けとして、鳩山・元総理が中国の軍門に下って久しいが、また傀儡の役職に就いている。
中国が企てた『国際金融機関』、実態は外国を牛耳る機関だが、その顧問になっている。
中国の通貨『元』が、世界最大の国際通貨となる時代が来ている。

元々、鳩山さんは、中国の手先として歩んできた。
自身は大金持ちで名家?の出身だが、哲学や思想は無く、秘かに社会主義に憧憬の念を抱いている。
早く言えば、我が国の国益を損ねる『売国奴』であろう。

中国支配を望んでいるのがもう一人、元、中華民国の国籍を持つ蓮舫代表である。
日本の総理を担うかもしれない人事に、平気で国益を犯す国籍人を据える政党。
社会主義者が実権を握る民主党の危うさ、脅威と言わざるを得ない。

第一、民主党にしても、小澤自由党にしても、社民党、共産党と平気で野合する。
恐らく、自由主義と社会主義の違いも学んでこなかった人々の集合体なのであろう。
それだけ、政治思想史に疎く、経済理念や哲学も無関係で政治の世界に踏み込んだのではないか。

が、自民党でも、五十歩百歩である。
なんであんなにも、愚かな代表が揃っているのか? 考えただけでも背筋が寒い。
吾も愚かな男だが、最近の永田町は愚鈍が多すぎる。

TPP批准での『強行採決』を吠えた委員会理事がいたが、見るからに愚かな顔をしていた。
今度は、山本とかいう担当大臣の発言、大臣としての発言の善し悪しが判らない『白痴』なのか?
粋がって発言するのだろうが、そのことの及ぼす影響が読めないのだから大臣罷免に値する。

それにしても、いつの間にTPPに寛容的な党に変わったのだろう。
選挙の度に『反対!反対!』と言い、『一歩たりとも譲らない!』と胸を張った。
当初の内容と変化が無いのに、今になって賛成と云うのは何故なのだろう?

『いや~あ! あの時は選挙だったから!』とでも言うのだろうか?
吾は、TPPに理解を示していたから忘れないが、当時、国会議員全てが批判的だった。
一言一句、変化が無いのに今になれば『強行採決』
無知蒙昧が、彼らのホントの姿ではないのか?

安倍さんの『一強体制』だと言う。
が、『驕る平家、久しからず』同様に、国民は手痛い一票を投じるだろう。
先の、民主党政権誕生も、自民党への『お灸』だったのである。

誰も、民主党に『国の将来』を任せても!なんて思ってはいない。
いないが、自民党を懲らしめるための投票行動を示すのである。
にも拘わらず、『喉元過ぎれば~!』だから、自民党も終焉のトキかもしれない。

折しも、米国大統領選挙が近付いているが、テレビ討論が熱を帯び、視聴率も高い。
日本の選挙に、あの『熱狂』がないのは何故だろう。
国の元首を選ぶ選挙だからか? それともダイナミックな変化に繋がるからか。

日本は『共和制』に非ず、議院内閣制度で国のリーダーを選ぶ。
が、総理は『公選制』にして、国民投票で選ぶ方法を『憲法改正』で選択してもいい。
かって、中曽根康弘・元総理が提唱していた如くに。

まぁ~!如何なる制度であれ、選ばれた者が国の誤らない方向を見定め、展望ある政策を推進して行けば、我々は安心して任せられる。
が、今の様に、財政規律も無い!将来の姿も描けない!、そして政治家は愚鈍だらけ!

ここに大きな閉塞感を感じる。
閉塞感からの脱却が見えないから、結婚も出来ないし、子供も産めない。
不安だらけの現状なのである。

政治舞台の空気も読めない連中には、国民の置かれている現状も読めていない。
国民を愚弄すると、そのツケは大きい。


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2016.10.19 (Wed)

ITに聞け!

通信手段の発達を見ていると、この分野が一番の進化を遂げたのでは?と思う。
原子爆弾だって、広島・長崎よりも性能が良くなったと言われるが、これは日常茶飯に使えるものではないから、進化の度合いは判らない。

が、多くの軍事兵器も、通信機能に支えられた電子作動だから、通信手段の進歩に驚くのである。
以前も書いたが、昔は人が往き来して物事が伝えられた。
赤穂義士の判断も、江戸表と赤穂藩の連携で成り立ったが、かなりの日時を要した。

同じ江戸府内であっても、使いが走り、都合を聞いて要件を語り合う。
それは、吾が幼少の頃でも変わらない。
祖母は、帰るか否かも判じられないのに、停留所で最終便まで祖父を待った。

集落内に不幸があれば、親戚に夜駆けで知らせるのが近所の役割だった。
急な客があって、どこの山で作業しているか判らないのに祖父を探したこともある。
雨で、運動会が中止になるか否かが判らず、3日ほど弁当を拵え続けたのは母の経験。
『音花火』は、山深い一軒家まで届かない。

高校時代、付き合っている彼女との連絡は、馴染みの店が取り次いでくれていた。
大学時代のアパートでも、迷惑そうに大家が取り次ぎに来る。
友達と駅などで待ち合わせ、急用が出来ると連絡法がなく困ったことも。

それから、大きな携帯の電話機、車載の電話機と進化していった。
県議になって暫くすると、ポケベルからアナログの携帯に。
そして、今の時代にはスマホを持ち、端末を使っての授業もあるらしい。

僅かに、2~30年間で飛躍的に進歩したというべきだろう。
が、吾は今でも『ガラケー』を使用している。
スマホを利用しても難しくも無いが、用途がないのである。

話す、メール連絡を使う、その機能さえあればコト足りる。
第一、メール文字を最大にしているくらいだから、いちいち眼鏡を必要とする。
ネットの機能は、帰宅してでも不自由はしないのだから。

が、東京などで電車に乗ると、全員がスマホを見詰めている。
吾は、ワープロを使用し始めてから老眼が進んだから、眼鏡店はスマホ全盛に涎を流しているかも。
話し方を忘れ、文字を打ち、視てからしか理解できない人種が増えてゆく。

携帯大手3社に行政処分が下されたらしい。
実質0円で新機種買い替えを進めたり、キャッシュバックシステムを導入したり。
その原資は、吾のような『旧態』の利用者に被さっているのである。

でも、携帯端末を使って授業を行う!なんてどうなのだろう。
極端に言えば、同じ学年なら全国一人の教師で間に合うという理屈になる。
が、顔つきも表情も判らないから、教えの部分の難易度も教師には判じられない。

それよりも、もっと配慮が無いのは『ネットに聞け!』という遣り方ではないのか?
台風情報で、避難指示や警報をエリアメールで教えてくれるが、無い人はどうなのだろう。
別の通信手段である『有線』で教えるのか?電話線が切れていたらどうなのか?

などと心配に絶えないのは、吾が老いた証拠なのかもしれない。
しかし、航空会社でも、『運行状況はホームページで確かめて!』なんて言っている。
全ての人々が、インターネットに接続している! これを前提にしているのである。

行政も同様な告知をするから、ネットに関係ない人は相手にしないよ! と言っているのに等しい。
それとも、高齢者など『IT』とは無関係な人は利用者しないだろう!と思ってのことか?
総理時代の森 喜朗さんは、『IT』を『イッツ!』と読んだ。

それはそれで間違いない『英語力』なのだが、時事用語の理解力は吾と同じかも。
『鮫の脳味噌』と蔑称されていたが、五輪組織委員長として君臨している。
森さんも世の高齢者と同様なのだから、現役高齢者に配慮した『案内方法』があるのでは。

様々な分野で活躍の要にある『IT』だが、ソフト開発でも凌ぎを削っている。
だから、浮いては沈み、の繰り返しの象徴が、この産業である。
何故なら、新たなソフトを上回るソフトが、瞬時にして開発されていくからである。

だから、IT企業の誘致が進んでも、『歓迎すべきか?』に迷うのである。
聞くところによると、油津の商店街に誘致、立地が進んでいるらしい。
為に市行政は、従業員への『子育て支援』施設を設置するというから、企業の永久存続に期待するしかない。

ITとは関係ないが、油津の開発構想(実は覚醒構想)を見ていると、有象無象の人智が入り乱れている。
乱れているから、明確な最終章の姿が浮かばない!
結局は、特定の人のみを利する結果に終わるのだろうが。

ここはひとつ、将来像をITに聞いてみるとしよう!
行政に聞いても『答弁不能』だろうから。


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2016.10.16 (Sun)

適度の緊張関係

今朝の宮日新聞の投稿欄に、農業の衰退を嘆く元・西都市長の投書があった。
そういえば、今日は西都・西米良選挙区県議の補欠選挙投票日である。
投書氏の元・西都市長の日野さんも、元・社会党県議会議員だった。

農業人口が減ったのは、農村人口の減少と同様に、『農業でメシが食って行けない』からだ。
幾度も言うが、第1次産業の衰退は、生産した物に第3者が値段を付ける仕組みだから。
原価を認められないのだから、儲けも認められない。

認められないなら赤字で借金ばかりになるから、その産業から離れてゆく。
ならば、所得補償などの手立てを講じればいいのに、流通ばかりが便利になってゆく。
築地市場から豊洲への移転、その費用は遡って農家や漁民が負担している。

『やっぱり農協が癌だなぁ~!』と、漸く気付いたのが小泉進次郎部会長。
農協改革に本格的にメスが入るのは間違いないが、もう30年早ければ。
今では信用、共済事業しか儲けの砦は残っていないから、農協は保たない。

保たないようになったとき、既に農家と農村は消えていた!という訳だ。
もう何十年と、自動車共済に3台分掛けているが一度も保険の世話にはなっていない。
なっていないのに毎年、保険料は上げられるから農協理事に苦言を呈した。

『マイナス金利時代で信用事業も赤字、共済まで見捨てられると農協は潰れるよ!』
『そうなんですよ!頭の痛い時代になりました。』
営農指導を捨て、利益追求を当たり前としてきた農協、その崩壊が近付いている。

県議になって初めての議会質問の時、先輩が『予め原稿を見せないといかんよ!』と。
『そんな理不尽な~!』と思いつつも、担当職員にコピーさせた。
翌日、自民党県議団の斎藤幹事長から、『坂元クン! 農政批判があるそうだが書き換えろ!』

『お断りします! 誰がそんなこと言ったんですか?』
『農政水産部が泣きついて来て「自民党議員の農政批判は前代未聞」だと言うんだよ!』
一朱の書き換えも無く、淡々と農政批判をやった。

やったが、頭に来たのは『原稿を示し』た上に、『書き換え』まで要求した執行部の姿勢である。
県議団の西川会長は、『いいではないか!代表質問ではないのだから』と吾を庇ったが。
爾来、原稿を見せることも無く、言いたいことは言わせて貰った。

地方議会は『2元代表制』だから、執行責任者も、監督機関たる議会も住民の代表だ。
が、議会は執行部の『補助機関』『下請け機関』に甘んじている。
知事や市長を支えることが本来姿なのかの如くに、曲解しているのである。

市議時代に、疑問のある予算を組み替えして予備費に廻し、修正可決したことがある。
新たな『費目』を設定して組み替えすることも考えたが、やり過ぎると執行権の侵害になる。
法的効力はないものの、決算書を『不認定』にしたのは数知れない。

全国の自治体で、執行部の提出した議題に『否』を表わしたのは数パーセントに満たない。
満たないのは、議案が了とされたということで、問題が存在しなかったということ。
なのに、後々に行政執行に誤りあり!として糾弾されるのは何故か?
審議機関の不徹底と、未熟、不勉強の証で、住民の期待に背いている。

2元代表制で選ばれているが、首長は一人、議会は多人数。
多人数だから、受け取る報酬総額は議会が圧倒的に多い。
多いのに機能を果たさなければ、縮減する方向に行くしかないのか?

週刊新潮だったか、地方議会議員の『なり手』がいないと書いていた。
欧州などは報酬が『雀の涙』で、議員専業は皆無、その代り『夜間・休日議会』の開会だと。
日本では、『年間に100日未満の拘束なのに高い』ということだろう。

が、制度の建前から言えば、人数、報酬の多寡ではないだろう。
制度に従った役割と機能を果たしているのか?が注目点である筈だ。
機能を果たしてゆくには『適度の緊張関係』が、常に要求される。

ある居酒屋で、部下を前にして『明日の人事異動』を滔々と喋り、自身の昇任を威張った。
その傍若無人な言辞を隅で耳にしたのは、後に議長に昇ったk議員。
その足で知事公舎に出向き、その昇任人事を覆した。

それが『良い!』と言う訳ではない。
それ位に、議会議員の存在が重くなければ、真の2元代表制は発揮できないということだ。
小池知事の報酬半減を認めたなら、半減しなくても都議会の存在を示す代案が欲しかった。

『劇場型政治』とメディアは囃すが、それを後押ししているのはメディア自身である。
メディアが『対立』を助長し、物語を書いてゆく。
舛添現象に見られる如く、メディアは見捨てるのも早くて、恰も責任は無いかの如くに。

トランプ氏のスキャンダル報道を視ていると、どうみても『ヤラセ』としか映らない。
数十年も前のセクハラを、原稿を見て、涙を浮かべて会見で述べる。
無念ならば、裁判の国だから『法的手段』はあった筈なのに、報酬が言わせるのだろう。

日本の国は、『議院内閣制』だから、国会議員が政府を構成する『1元代表』だ。
が、議会に居て言いたい放題、が内閣に入ると『涙目』で言い訳する女性閣僚。
鶴保なんていう大臣を眺めると、もう東大出の看板も堕ち、人間としての存在も認めたくない。

国権の最高機関を構成する国会議員にも緊張感が無いし、地方政治にも緊張感がない。
緊張が走るのは『解散総選挙』の時だけだが、噂されるように『年明け解散』が出来るのか?
2月総選挙なら、来年度予算の成立は5月連休過ぎになる。

そうなると景気の回復はおろか、政局の流動化もある。
が、公明党は6月の都議選前に総選挙を済ませたい!と。
これも、自党の伸張だけの関心で、社稷を思う気持ちも無く、緊張感が欠如している。

高齢化に巨額の財政赤字、国土は狙われ、後の世代に遺すツケだけが増えてゆく。
それでも政治は、『明日があらぁ~な!』と嘯いている。
緊張の緩んだ国の滅亡は近い!に違いない。






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2016.10.12 (Wed)

贔 屓

高校2年生の時だったと記憶しているが、文化センターでの『のど自慢』に出た。
自信満々で臨んだが、カネは2つしか鳴らなかった。
恥もてらいも無く出来たものだと、いま思うだに赤面してしまう。

日曜日、NHkの『のど自慢』は前日に予選を実施し、その1割が出場する。
『のど自慢』と謳いながらも、上手い人ばかりではなく、寧ろ面白いのを混ぜてくる。
その段階で、カネが3つの人、2つ、1つの人と決まっている。

決まっているから、本番で上がって上手に唄えない人が出て来ても、予定通りに鳴らす。
『~番~~』と曲名を示す声と、唄う声とに落差があるのは『物真似』になっているからだろう。
が、カラオケでもそうだが、譜面通りに唄うよりも物真似の方が点数がいい。

先週の日曜日には、日南市のハートフルセンターでNHkのど自慢が開催された。
正直に言うが、地域の特性なのか?上手なのがいなかった。
恐らく、番組史上で、一番の不出来ではなかったか!

僅かに、宮崎市内から出場していた女学生が、『うーん』と唸らせたが。
2番目に出た方は、吾も存じ上げている福祉施設の責任者。
法被を着て唄って、『広島カープの応援歌だ!』と。

司会から問われて、『巨人ファンだったが、昨日からカープファンになった!』と宣う。
吾の周囲ではブーイングが!  『全国に恥を曝した!』と。
が、吾はそう思わない。 正直でいいではないか!

カープが歴史的な勝利を目前にしているのに、キャンプ地元民として許せない!とでも言うのか?
その郷土愛と、郷土と切っても切れない球団への贔屓は判る。
判るが、ひと夫々の価値観があるのだから、その多様性は許容すべきだ。

吾は、昔から巨人の贔屓である。
が、川上、広岡の監督時代の指揮に比べるから、今では面白味を感じなくなった。
無知で、心理学に疎い、選手を観察できない愚鈍の監督やコーチが多い。

選手を育て上げる力量に欠け、出来上がったのを高額で横取りする経営姿勢。
横取りしてきても、頂点を過ぎた『中古車』だから、エンストも早い。
同時に、競争力で這い上がろうとする若手も嫌気がさして、『賭博』に走る。

現在の高橋監督でも、現役時代に『勝負勘』に乏しい選手だった。
『贔屓の引き倒し』になるかもしれないが、巨人の時代は終わった。
観客動員数の減少もそれを物語っており、凋落は止まらないだろう。

市議の時代、巨人ファンでも『カープへの後援会費』は強制だった。
内科医師の中村先生が市役所玄関での激励会で、洒脱な挨拶を贈っていたのを思い出す。
今日からファイナルステージだが、日南市内は熱狂するかもしれない。

パのソフトバンク、セのカープで日本シリーズをやると、知事は困るかもしれない。
確か、ソフトバンクは宮崎市がキャンプ地ではなかったか?
日南市と宮崎市、チャンピオンフラッグの掲揚場所なのだ。

『自身に近い条件』が、なんの競技でも、ファンに連なる要件なのかもしれない。
大相撲でも、モンゴルよりも日本人の優勝が嬉しいだろう。
土俵に座布団が舞うのは、悔しくて舞うのではなく、嬉しさの表現だから。

誰にでも、『贔屓』はあるだろう。
が、政治に在る者は、時には『贔屓』を隠して応援する姿を見せなければならない。
勝利すれば『祝賀会』に顔出しし、パレードにも加わる。

吾ならば、そういう『心にもない芝居』が不得手だから、きっと表面には出ないだろう。
が、大方の政治屋さんや行政屋さんは『祭り』が大好きだから、この種の行事を計画し、参加する。
『政・マツリゴト』よりも『祭りごと』の好きな政治屋・行政屋さんなのだ。



14:22  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.10.10 (Mon)

避難場所

秋雨前線が下がってゆき、雨が過ぎ去ると秋の空気に覆われる。
そうなれば、『真夏日』がなくなるからと、秋の訪れを心待ちにしていた。
本格的に秋、冬野菜の準備ができるし、山や果樹の手入れに精を出せる。

朝早くに堆肥の購入に走り、『極早生玉ネギ』を植え付けるマルチ畝の作業に。
隣接の金丸くんは、『ラッキョウの苗を植える!』と励んでいた。
『昨年は根元にゼニゴエ(銭肥え?)を撒いて全滅だった!』と。

ゼニゴエ(銭肥え)と幾度も言うが、購入した堆肥のことか?化学肥料のことか?
そういえば、元肥に使用しているのは、無料で分けてくれる豚糞堆肥である。
なんでも、直に堆肥を施肥するのは、枯れるもとだろう。

やはり隣接する坂本嘉平治クンの苗場には、老夫婦がやってきた。
『頼まれては居ないけど、立ち枯れしているのを見たくなくて!』と、枯れた苗を引き抜く。
そういえば春先、採ってきた杉穂を挿す作業に来ていた人達だ。

『昔の人達が、植え時を伝えて来たけど、もう参考にはならんなぁ~!』
温暖化で、何時までも暑く、天候も不順で季節感が無いことを嘆いているのだ。
今日の予報では最高気温は25度、が、太陽の下では30度を越していただろう!

地震もあり、台風に襲われ、阿蘇の噴火と、天変地異が続き、自然の復讐が止まない。
世界で異常気象が猛威を示し、地震も発生している。
経験を遥かに超える自然現象に、怖れ慄くばかりだ。

先日、経済団体の会合があって、県庁近くの建物に。
県庁の公用車駐車場に、工事関係の仮設事務所が建っている。
『なんの工事をしているの?』 『津波の避難タワーみたいですねぇ~!』

周辺には住宅は無いから、避難するのは県庁職員ということだろう。
執務中に地震が発生し、津波が襲来する危険性がある時に逃げる場所!という訳だ。
どの程度の効果と救われる人数は知らないが、一般の人にも場所を周知させるべきだろう。

日向に『棚卸監査』に行った時、空き地になっている所有地に『避難場所を造りたい』と日向市が。
タワーではなくて土盛のピラミッド型だと聞いた。
が、住居専用地域ではないから誰が、どのルートで避難して来るのか?用を為さないように思える。

あるホテルのトイレで、地区建築業協会会長と並んだ。
『大堂津に避難タワーが発注され、会長の会社が受注したそうですねぇ~!』
詳しい内容は聞かなかったが、避難タワーで何人が救われるのか?の疑問も。

津波の襲来が予知されて、住民に避難の指示が出される。
海から少しでも離れようとするから、山手に向かって逃げる。(水平移動)
高い建物があれば、そこの『一番高い場所』に登ってゆく。(垂直移動)

車で水平移動すれば、身動きが取れなくなるから逃げ遅れる可能性もある。
が、走って逃げる体力を備えている人が、果たして如何ほどいるのか?
タワーに到達していても、垂直移動に耐えられる体力が残っているだろうか?

東日本大震災の時、農業用ハウスが津波に呑まれる様子がヘリから中継されていた。
恐らく、津波の襲来を知らずに作業していて呑み込まれた方もいるだろう。
ビニールが躰を押さえ、圧死された方もいるだろう。

押し寄せる速度は、走って逃げる速度を上回っているだろう。
もし、夜間の避難ならば、身動きが取れないこと間違いない。
津波に備えた『避難場所』の確保に、どれだけの効果があるのか疑問に絶えない。

同時に、行政が深刻に『津波被害』を受け止めているとも思えないのだ。
宮崎市で、『医師会病院』は高台に移転する計画だ。
が、海辺に近い所に商業施設立地が認められるチグハグがある。

日南でも、高台に移転した福祉施設がある一方で、海抜の低い地帯に児童福祉施設の建設が。
避難タワーを建設する一方で、津波が予想される地域に商業政策で人を集める。
『危険』の線引きが曖昧にされると、市民への警鐘にはならないだろう。

南海トラフ巨大地震に襲われると、宮崎県では8万9千戸が全壊、12万9千戸が半壊。
津波による被害は計り知れないだろうが、三陸のような高さはあるまいと、これは素人考え。
でも、地震での全半壊でも、津波で流されても住まいが失われるから、仮設住宅が必要になる。

熊本地震では、仮設住宅を建設する場所の選定が難航した。
建てても、商店から遠いなどの理由で入居希望者が辞退していったという。
各自治体ごとに、仮設住宅建設予定地を『防災計画』に示して、事前の準備が必要だろう。

東電の廃炉計画が暗礁に乗り上げ、政府の支援を頼りにしている。
もう一度言うが、東電の原発事故は、津波で非常用発電機が作動しないことで発生した。
発電事業者が、発電機能を失うという失態なのである。

非常用発電機が作動せず、冷却装置が働くなって『臨界』に達した。
あの『非常用発電機』が、もう少し高台にあって、津波を被らなければ被害はなかった。
僅か1億か2億円の発電機が、20兆円ほどの被害をもたらしたのである。

その『償い』は、電気料金で国民にツケが廻る。
そして、東電の労組は『民進党』支持だから、自民党政権に『おねだり』するのは可笑しい。
待てよ!三段論法でゆけば、税金が『民進党』の資金源か?
そうだよなぁ~! 官公労の資金も原資は『税金』だし。




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2016.10.05 (Wed)

『合 区』

第2次補正予算が衆院可決を受けて参院に送られた。
今日から参院の予算委員会で総括質疑が行われているが、内容は予算案とは無縁のもの。
安倍総理と蓮舫党首との論戦が交わされていた。

『蓮舫』と、恰も氏名の如くに呼ばれているが、本名は『村田蓮舫』ではなかったか?
記憶に間違いなければ、村田家の戸籍に入籍している筈だ。
野球の『イチロー』ではあるまいに、総理を目指すものが『通称使用』で如何か?

日本の国会は『二院制』を採っている。
首班指名や予算案などの決定には、『衆院議決優先』が規定されている。
他の法案でも、参院で否決されても『3分2再議決』で、衆院が有利な仕組みである。

なのに、何故に『参議院』があるのか?
衆院議員が『代議士』と呼ばれるのに、参院議員は代議士でないのは何故なのか?
衆院議員は、国民を代表して議するが、参院は、それを超越した高尚な論議を期待されているのか?

だったら、現在の参院には『高尚』なんてのは期待できない。
衆院で落ちこぼれたり、地方議会で馬齢を重ねて来た集団が集っているのが現状だ。
解散がないから、6年間、胡座をかいて惰眠をむさぼっている。

かっては、『貴族院』とも呼ばれ『枢密院』としての機能も持っていたのに、今は誇りよりも『埃』
衆院のカーボンコピーと言われる所以である。
権威があったのに、今では行事での席順も衆院議員の後塵を拝している。

国会に提出された案件すべてに、『衆院先議権』があるのではない。
TPP条約関連法案などは、先に審議して衆院に送る方法だってある。
それだけ自らの権威を失墜させることに懸命なのに、生き残りには必死になる。

7月の参院選挙では、鳥取と島根、徳島と高知で『合区』が行われた。
『一票の格差』を解消する方策としての『合区』である。
が、隣県の候補者に馴染みが無いから投票率は低下し、3県で過去最低となった。

全国知事会も、『地方の声が届かない!』として、合区解消を決議している。
しかし、都道府県単位での選挙区選出になると、『一票の格差』で憲法違反に。
憲法には、『国会議員は、国民を代表する』と明記してあるからである。

そこで、知事会や自民党には『憲法改正』で、『地域代表を明記する』との要望を持つ。
これには、憲法を『一字』たりとも触らせない社会主義勢力は猛反対。
同時に、都市部の知事なども反対だから、簡単には纏まりがつかないだろう。

が、2015年の公選法改正で、附則に『2019年選挙に向け抜本改正』を明記した。
宮崎県では長峯議員の改選期だが、そうなると『宮崎・大分』の合区も視野に入る。
そのまま無視して選挙すれば、『憲法違反』に加えて自ら決めた『公選法違反』と、自縄自縛だ。

人口動態を見ると、三大都市圏で6,449万人で全人口の51.23パーセント。
つまり、三大都市圏で『日本の現在と未来』が決められる!ということ。
ということは、過疎、地方の衰退、地方の社会資本に目が届かないから、地方は捨てられる!

ならば、『地方創生』なんていう言葉で政策を遊んで欲しくない。
どうせ、3千億円程度で地方を『釣ろう!』という企みに過ぎないのだから。
そうなれば、『地方政治』の在り方、その土台固めを急いだ方が良いのかもしれない。

国家を『連邦制』にして、外交、防衛、福祉、教育だけを連邦国家が担う。
あとの公共事業や農林水産業は地方の専権事項とし、地方税も自主的に設ける。
勿論、警察権を有し、裁判制度も地方で所管する。

地方によって『道交法』が異なり、カジノ設置なども地方判断とする。
多くの許認可が独自のものになるから、霞が関の天下りもなくなる。
地域の気候や特色を生かした産業政策や交易を進めれば良いのである。

でも、国会のセンセイ方をみていると、『この国は大丈夫かなぁ~!』と思うのは吾だけか?
『合区』とか『一票の格差』を言う前に、『国会とは?』の論議が先ではないのか?




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2016.10.02 (Sun)

『高速道』というウソ

宮崎市を起点とし、鹿児島まで抜ける国道220号線は『不規則線形』である。
日南海岸を経て油津に至ると春日町で国道222号線と交わり、直角左折。
400メートル走って油津港入り口で、直角右折。

大堂津から南郷に入る所で90度の大カーブ、500メートル走って直角右折。
谷ノ口で県道・日南~南郷線と交わって直角左折である。
国道にあるまじき、その『不規則線形』を正そうと昭和50年代に新たなルートが示された。

春日町から平野の山を越え、谷ノ口に出る『短距離、直線』ルートである。
が、大堂津や目井津の商店街から『客足が落ちる!』と反対運動が。
鵜戸神宮のバイパス反対で懲りた建設省は、そのバイパス案を引っ込め、無念の涙を。

爾来、国道220号線に対する建設省の熱意は冷め、災害に弱い道路として今日に至った。
『ハネムーンロード』の頃には、通行途絶なんて殆どなかったが、局部改良が仇となって災害に弱い道路に。

昨日は、東九州自動車道日南~油津間の『中心杭打ち式』が開催、午後には串間で決起大会も。
が、道路の表示には『国道220号線・日南~志布志道路』とある。
東九州自動車道日南インターから、志布志インターをつなぐ区間を『日南~志布志道路』と。

ルートは、昭和50年代に示された国道220号線バイパス案の『焼き直し』である。
当時の事情を知る政治家も行政マンも居ないだろうが、しぶとく建設省には残っていた。
因縁の国道改良案で、高速道に『似て非なる』道路を造ろうというわけだ。

国土交通省の直轄道路、国土幹線自動車道建設審議会を経由しない、九州ネクスコも関知しない道路。
志布志から都城に至る『都城~志布志道路』と同じ手法だから、高速道路ではない。
ないが、北から日南インターまで、南から志布志までは『東九州自動車道』
その間を、高速道路ではないが、『高規格道路』ではある!という道路で繋ぐ。

『都城~志布志道路』は、着手して20年以上を経過している。
確か、五十市か横市だったか失念したが、都城外環部分は都市計画事業で決定していた。
が、志布志から松山付近は、『ブルが押せば道路になる』地盤なのに進捗率は伸びていない。

日南~志布志道路も、日南インター付近を現在測量中だから、油津インターまでの測量に入る。
測量して線形を決め、中心杭と幅杭を打ち、それから用地交渉に入る。
うまく行っても、油津インターまで開通するのは15年後くらいだ。
その時、既に吾は鬼籍に入っているから、吾が利用することは無い。

昨日の決起大会で志布志市長が、『10年以上もガンバローと言っている!』と嘆いていた。
まぁ、志布志は都城道路や南進して九州道、東九州道に接続できる絶好の場所になる。
が、日南・串間の前途に明るさは無い!と云うべきだろう。

黒木知事が宮崎空港を建設する時、社会党などが反対し、座り込みをやった。
が、開港したら搭乗しないだろうと思った彼らが、嬉々として利用している。
大隅開発には、知事も社会党も反対だった。

『海が真っ黒に汚染される』と言い、『貰い公害だ!』と叫んだ。
今では志布志の港を使わせて貰い、志布志に揚った飼料で畜産を経営している。
そして、大隅半島の根っこに当たる日南・串間だけが、生贄の様に取り残された。

日南・志布志道路が完成する頃には、日南も串間も『消滅自治体』で存在しない。
住む人も高齢者ばかりだから、自動車道を走る住民も居ない。
僅かに、日南の海に『釣り』に来る人、サーフィンに来る若者くらいか!

そういえば、『高速道が出来ても、買い物で他所に流れるだけだ!』と言っていた県議が、昨日は『頑張りましょう!』と。
吾は今でも、宮崎のイオンで本を求め、先日は『雑穀米』まで購入した。
ある会合で『炙り重なんて!』と言ったのがいたから、食い物に頼るのも無理だ!

政治家の『決意』は披歴されるけれども、一向に日の目を見ないのは何故だろう?
どこで、こんなに立ち遅れる原因が生じたのだろう?
考えても仕方がないが、一ッ葉の有料道路以下の道路規格でしかないのに、騙されているのに腹が立つ一日ではあった。

そういえば東京で、4年に一度、僅か2週間の五輪と云う運動会に3兆円が費やされると言う。
都市が手を挙げて開催地が決まるのに、贅を尽くしているのは都民ではない。
各競技種目では毎年、『世界大会』をやっているのに、なぜ全種目を同じ日にやるのか?

などと考えながら、『五輪精神』なるものを紐解いて見る。
平和とか友情とか五つの精神が並ぶけれども、開催地のメリットに何があるのだろう?
壮大なムダ、一方では前途が拓けない貧した地域、このアンバランスはなんなのだろうか?
11:20  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.10.01 (Sat)

隠し撮り

大山鳴動鼠一匹も出ず!なのか、豊洲の盛り土問題に幕引き。
汚染された土を除去して入れ替え、その上に新たに2メートルの盛り土を。
が、盛り土の安定性よりも高床式の建築工法を選んだ。

その方が、地下水を吸い上げる余計な効果も無く、空間に浸みだした汚水は掘られた井戸から汲み揚げる。
鉄筋に巻かれた太いコンクリート柱は、地震にも耐え、上部の建築物を支えるには盛り土よりも強靭。
なんら、安全性も、汚水対策、強度に心配することもない工法だった。

が、引っ込みがつかないし、経過記録はあっても議会答弁との整合性に欠ける。
それで『幕引き』なのだろうが、設計図書を書いた者、発注指示を出した者はいる。
知事の面子を立てながら幕引きする技は、それこそ『伏魔殿』ならではある。

経過を調査し監視すべき都議会も、その責めを問われて然るべきだ。
発覚すると地下に潜って功名を競っているが、所詮は責務を果たさなかった無能機関。
都議の審判は都議選、行政の不始末は『百条委員会』でけじめを。

議会は、原則として公開されている。
本会議でも委員会でも、カメラが入って撮影し、報道することは自由だ。
が、議会が『秘密会』とした場合は入場できない。

かって、税の滞納者リストを常任委員会に提出するよう迫ったことがある。
当局は『守秘義務』を楯に拒んだが、秘密会を議決して提出させた。
開札調書を同じ手法で提出させたこともあったが、盛り土問題は百条での公開だろう。

でも、公開しているのにメディアも気付かないのだから、彼らの能力も推して知るべし。
都政記者会で撮影、記録されたものが残っているのに怠ってきた。
彼らも、都議の能力を蔑む資格などない筈だ。

子供の頃、草原に落とし穴を掘って、落ち込む友の姿を秘かに待った。
堕ちて、キョロキョロと周囲を見回し、恥を隠す姿に思わず噴き出したものだ。
昔、『ドッキリカメラ』という番組があったが、あれも同様の面白さを発揮した。

人の素行を追い、その人の始終を眺めていると興味深い行動、思いがけない動きをする。
それを眺め続けていないから、『伏魔殿』に見えてくるのだろう。
今や、監視カメラや防犯カメラがアチコチニ据えられているから、吾らの日常は丸裸だ。
それで、犯人逮捕に至ったり、目撃情報以上の効果も上げている。

チェーンでラブホを経営しているオーナーが、各室をモニターに映して楽しんでいると聞いた。
つまり、『隠し撮り』という訳だ。
最近は、超小型のカメラが仕込んであるから『注意しろ!』と言われたことも。

不倫の関係や男女の営みと恥戯を知り得る立場は、堪らない快感があるのかもしれない。
スーパーの監視カメラも、モニターで買い物の内容など歴然で、食卓のプライバシーを覗かれている。
商店街の防犯カメラを視察したことがあるが、男女の連れもバッチリだ。

でも、スマホの時代だから、どんな場所でも、どんな行動でも写される。
映される!ということは、証拠能力を持っているから、言い逃れは出来なくなる。
となると、周囲に『私立探偵』や『興信所』が張り付いているようなものだ。

大分県で、民進党を支援する労組の事務所を見張るカメラが設置されていた。
人の出入りを映していたらしいから、活動家を知りたがったのだろう。
が、警察が設置した場所が敷地内だから、これは侵入しないと設置できない。

設置した行為、そのものではなくて侵入した罪で摘発されていた。
つまり、監視するのは職権だ!職務だ!というわけだろう。
こうなると、撮られること自体は罪に当たらないということだ。

吾の市長選挙の折、秘書女史の運転する後部座席に座って事務所を出た。
直ぐに、事務所前の労金駐車場から白い車が発進するのが、目の端に。
吾の事務所に出入りしていた串間出身の公安担当刑事である。

吾を、公安対象から、選挙違反対象に替えたのだろう。
それも、労金で見張っているから、吾に対峙する労組の理解を得てのものだ。
女史に指示して油津でまいたが、油断も隙もならない警察の監視活動である。

『買収違反』の対象とされている!と悟ったから、選挙戦での吾の不利を知った。
その時点で、戦いの敗戦を確信したと言っていい。
が、買収する術も資金も無いのに!と、思わず苦笑いしたものだ。

今は、すべての監視対象から外されているが、できれば警察保存の映像を視てみたい。
政治的なものは無くて、不倫の映像だけかもしれないが


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