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2016.09.21 (Wed)

盛 り 土

30歳くらいの時、建設業の(株)舟見組に入った。
既に、日南市議会議員だったが、社長に請われて役員に就いた。
社長、専務といて、取締役常務である。

社長の御尊父が、なぜか北陸の出身で日南市で開業。
社長は2代目だったが、文学青年風で土木技術には疎い。
疎いのは吾も同様だが、専務は叩き上げの現場肌で、技術への理屈が多い。

多いが、従来の施工方法に拘泥しているから、新たに建設省受注が来て、吾に。
技術的なことよりも、『政治的対応』に重きを置くと考えられたのか?
初めて建設省から受注した工事の『現場代理人』として届けられた。

最初の工事で、専務が尻込みするから下請けに出された。
が、その下請けは、吾の選挙でも動いた、かっての博徒である。
『手配師』のような過去があるが、現場管理には疑問符が!

予想通りの展開で、雨が降れば油津の割烹でドンチャン騒ぎ。
付き合わないと機嫌が悪いし、呑んでは社長を罵倒する。
前線から退いていたF氏に依頼して、測量、丁張を出して貰い、現場に着手した。

国道220号線の『いるか岬』下に、擁壁を築き、法枠工で這い上がる。
転石の多い潮入りを床掘し、岩盤を掘りだす。
岩着で、擁壁を築き上げるという工法だ。

岩を斫って型枠を組み、コンクリートのベースを造り上げる。
ベースは、中央部分に凸状の突起をつくり、その上にコンクリートを打ち込む。
3回ほど繰り返すと天端に達し、擁壁の裏側を埋めてゆく。

埋め土は、ダンプで運んできた土を国道から落とし、30センチづつマカダムローラーで転圧。
転圧を繰り返さなければ、時間の経過とともに凹んでゆくからだ。
天端から上も、法面を叩きながら土盛し、法枠を据えてゆく。

川の岸辺に、キンチクなどの竹が自生している。
昔、洪水から水田を護るために杭を打ち、千鳥に竹で編んでいった。
その節々から出た枝が竹になり、繁茂して堤を築いたのだ。

これを『竹柵』と云う。
土砂崩れの場所も、杭を打ち,柵を繰り返してゆけば盛り土が強くなる。
その時の杭は、従来からの土壌に打ち込む必要がある。

が、転圧を繰り返しても水が浸透すると、それ以上に締まってくる。
『雨降って地固まる』の例えの通りである。
だから、横浜でも発生したように、盛り土の上の建物は崩落する危険性を孕んでいる。

出来れば『採り地』と言われる、従来の土地を削って建築するのが理想。
が、どうしてもの時、盛り土を頑丈なものにするには、杭を打って隙間を埋めればいい。
が、水分が毛細現象で上昇して来るから、できれば砂杭が良いとされる。

でも、一番の方法はコンクリートを据える方法だろう。
家の基礎工でも、砂利、捨てコン、ブロック、そして根太木となっている。
フラットに据えたコンクリートの上に、建築物をつくる方法が安全だと思う。

豊洲への築地市場移転で、盛り土がされていないことが問題視されている。
コンクリートの上に、市場の建物が建てられていることに不満のようである。
地下水に問題があるならば、地下水と遮断できるコンクリート層があるのが安全だ。

土を抜いて、その分だけ砂利を敷き詰め、その上にコンクリート空間を築く。
そして、その上に市場の建物ならば、水を遮断し、何時でも水を抜きとれることになる。
だって、普通の高層ビルとて、地下5階くらいで利用されているではないか。

ましてや、平屋の建物が建てられ利用されるのに、なにが問題なのだろう?
テレビは騒ぐけれども、水溜りに沈む白色の泥は、誰が見てもコンクリート灰汁だろう。
石灰水だから『強アルカリ性』 これも当然だ。

盛り土よりもコンクリート空間の方が好ましい!と報道を見ていたら、今日の『週刊新潮』
吾と、同様の見立てだった。
経緯はイザ知らず、ただコンクリート層の方が盛り土より安全!と思った次第。

記憶に間違いなければ、豊洲は元々が『埋立地』だろう。
吾が学生時分は、東京湾のアチコチで埋め立てが行われ、ゴミ捨て場も『夢の島』と言われた。
なんだかんだと言っても、高層ビルが立ち並ぶ場所は、江戸時代の漁場である。

そもそもが軟弱な地層に人工島を築き、江戸の面積を増やしてきた。
大震災があれば液状化著しいと思うが、それは豊洲の比ではないだろう。
尤も、吾らの食卓とは無縁なのだが。
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