2016年04月 / 03月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫05月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2016.04.29 (Fri)

行間を読めぬ『愚』

先日、本欄に地籍調査について拙文を載せた。
息子からメールが入って、『日本地図は伊能忠敬だ!』と。
学校で学んだことは、既に『忘却の彼方』だから、夕方に訂正。

関連する電話が、杉尾市議の自宅にあったという。
『質問原稿は坂元が書いているのか?』と。
本人の留守中らしいが、善意のものでないことは間違いないだろう。

女史は毎朝の、道の駅への天ぷら配達を日課としている。
公務がないときは、実家の手助けなのだろう。
その帰り、ままに吾の菜園で野菜を収穫することがある。

或る時、『昨夜の会合で「地籍調査について質して欲しい」と要望があった』と。
調査の遅れている地域住民の要望だろうから、少しだけ、吾の考えを述べた。
それで女史は質問に臨んだらしいが、失礼ながら、吾は存じ上げなかった。

質問の後に、『あと20年かかるらしいよ!』と聞いて、質問したことを知ったのだ。
今回、地籍調査について書こうと、女史に原稿を見せて頂いた。
その下りの一部を吾が借用したが、電話の主は逆にとったのだろう。

女史は、不愉快な思いを吐露したが、当方は申し訳なくて仕方がない。
仕方がない時は、怒りは電話の主に向けられる。
誰が、何の為に拙文を読んでいるかしれないが、行間を読めぬなら覗いて欲しくない。

が、百歩譲って、質問原稿を吾が書いたとして、如何なる問題があるのか?
当人が質したいことを、『文章表現法』の教科書に従うだけだ。
国会も県議会も、質問原稿は党務職員に丸投げである。
それはさておいて今回は、杉尾女史の面目を失わしめた事、吾も反省頻りだ。

ところで、前回の地籍調査についてである。
国土の面積に、山の円錐形表面も含まれているのか?というのが第一の疑問。
含まれているとすれば、それは如何ほどの面積なのか?

含まれていないならば、表面積への課税はどうなっているのか?
教えて欲しかったのである。
誰からも返答がないけれど。

以前、本欄でも書いたが、昭和22年に進駐軍が空撮した写真がある。
『坂元棚田』の最頂部を施工中で、棚田の字図は現状の区画に合っている。
つまり、それ以前の字図は、まったく現状に沿わないものと云えないか?

空撮写真によると、上酒谷一円が原野、畑、水田で、杉山は見当たらない。
食糧増産で山奥まで開墾し、水田や畑を耕作した実情が垣間見える。
その畑地や水田が、戦後の拡大造林で山林に換えられた。
そして休耕田奨励によって、山林面積だけが増えていったのである。

だから、山間地域でも地目は農地として残っている。
農地である以上、売買は農業委員会から県の許可を必要とする。
その『土地政策』の誤りを、吾は行間に滲ませていたのである。

林研グループの会合で、『地籍調査で税金が上がった!』と南郷町の山下さんが。
登記簿の面積が拡大すれば、固定資産税が上がるのは必然だろう。
そして、連動して国保税も上げられる。

税の大元を為すのは、『固定資産価値』の評価である。
評価が高いと、それに見合って税金も上げられる。
その『評価額』が、実態に沿わないと、吾は思っている。

先日も書いたが、吾が購入した土地は2筆で5万円。
が、評価額は、畑地の1筆は6万円余になっている。
その価格では、余程のことが無い限り、売買は成立しない。

立木を売りたい!~が、再造林意欲が無いので土地も引き取って欲しい~引き取った素材業者は、造林費用を惜しんで放置しておく~放置山林は森林の公益的機能を果たせず、山林崩壊の因となる。
そういう現象がアチコチで見られる時代に気付かねばならない。

山林は、水源涵養機能、河川プランクトン醸成、CО2削減と、多くの機能を有する。
酸素と水、という生命の源を為す資源である。
その資源に税を課し、森林を荒廃させる『愚』は見直すべきである。

『税が政策を誘導する!』というのが、吾の不変の姿勢である。
現に、耕作放棄地への増税が決定しているし、放置家屋にも課税強化される。
同様に、造林地は免税にして、放置山林には幾倍もの税を課したら?

それは、不可能だ!と云うならば、山林を公的管理に委ねるしかない。
山村の人口減少化、高齢化対策は次世代への責任でもある。
社会主義者の喜ぶような政策展開だが。

吾の『閑話休題』を覗いている、一部の『悪意に満ちた人々』も共感頂くだろう。
吾は従来より、人に阿ることもなく、言いたいことを言ってきた。
現職県議の時も、吾のHP『独り言』を監視する人が居て、顰蹙を買ってきた。

が、嘘を述べたことは一度もないから、逆に嫌われるのかもしれない。
今は、市井の一市民で、なんの野望も欲も持っていない。
が、それでも気になる方が居られるようだから、時として奮い立ち、思わぬ戦いに臨むかもしれない。

政界を辞して、耳にする事柄に生々しいものもある。
『えっ!』と驚くようなスキャンダラスめいたものもある。
が、閑話休題では語らないように、必死に抑えているところだ。

政策を語るのが苦手な方は、本欄には適さない。
市井人の戯言に、一喜一憂しないことをお勧めしたい。
『行間が読める』ようになってから、御入場下さい。
スポンサーサイト
15:23  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.04.26 (Tue)

地籍調査

子供の頃、家の周辺は畑で、その向こうには原野が広がっていた。
蕨を獲り乍ら原野を昇ると、木で拵えた櫓がある。
母に聞くと、『三角点』を表わす目印だと言う。

背丈の5倍ほどあったが、遠方の頂にも据えられていたのだろう。
つまり、海抜を印し、東西南北を示し、遠眼鏡で距離を測る。
それは、明治から続いていた測量の継続か、進駐軍の計測かは知らないが。

不勉強で笑止だが、日本地図を最初に制作したのは伊能忠敬だったか?
当時の測量技術からすると、相当に難儀な仕事であっただろう。
なにしろ、目測が主であるし、半島と半島の間の海峡を測定するだけでも命がけだ。

が、何年を要したか知らないが、出来上がったのは正しく日本列島の形をしていた。
その形(平面)に隣藩との国境を印し、地名も記さねばならない。
勿論、川や山、耕地などもそうだろう。

耕地と言えば、昔の税は年貢米だったから、年貢の計算が必要になる。
中には『隠し田』もあったらしいが、御上が現地で面積を測り、収穫を予想して年貢を決める。
その測量を本格的に実施したのが、『太閤検知』と云われるものだろう。

『検地』が『検知』と異なるのは、知行という『獲れ高』を示すからだろう。
藩を配置したり、国替えを命じる基準は『知行地』の石高であった。
年貢米が統治の『税収』だから、知行地の石高で藩威が示されるのだろう。

が、いつの世にも、御上の『御目こぼし』はある。
なにがしかの賂を袖に入れてやれば、測量の縄が短くなる。
短くなれば面積も縮むから、年貢米も少なくなる勘定だ。

が、その温情!というか賂の結果が、後々の争いごとに結び付く。
実測と台帳面積が大きく違っているから、字図への信頼性にも及んでくる。
そして、土地売買でも、実面積で売りたい人、担保は台帳面積だからと買う側が。

吾は不勉強で恥ずかしい限りだが、日本の国土面積は、どの数字なのだろう。
海面は、上空から眺めたそのままだろうが、陸地はどうだろう。
陸地はフラットではないから、没している場所、隆起している場所それぞれである。

上空から見た陸地面積を、国土面積とするなら、それでいい。
が、山の所有権を示す場合は、表面積で測ってゆく。
山肌を頂点まで縫い、反対側を降りる斜面の面積は、空からの倍以上あるだろう。

その山肌に植林して行けば、フラットな面積の数十倍の木が植栽できる。
植栽できる面積が『財』を産むのだから、『財産』と云えないか?
現在の3D写真なら、隆起したり陥没したりの、実面積が印せるかもしれない。

と、なると日本国土の面積に、山林面積などを足したら、国土面積が増えるということになる。
そういうことなら、『山林は国土の~割で!』なんていう説明はウソにならないか?
『日本の山林は、国土の面積を遥かに上回る~ヘクタールで!』と、変更しよう。

口蹄疫で輸入稲藁を規制する時、大淀川堤防敷きに繁茂する雑草の使用を認めた。
堤防は斜面だから、斜面の面積が使用対象だ。
が、上空からの面積は平面に映るから、『どちらが基準だ?』と糾したことも。

高速道路を埋め土で建設するから、道路幅の倍の面積を買収する。
車道から斜めに法面を築き、法尻に土留め工を施す。
出来上がった法面は、買収面積を上回るから、法面の利用価値が高くなるのでは?という理屈。

昭和46年に、減反政策が始まった。
米が余ってきたから、コメ以外の転作作物を作れば補助金をやるぞ!と政府は言う。
かといって換金作物は見当たらないから大豆や蕎麦を撒いた。

撒いたが、芽が出た時点で役所が検査し、『転作奨励金』を出すから収穫はしない。
収穫するまでに育たないのだが、随分と減反政策でムダ金を使ったものだ。
が、中山間地域では植林を奨励した。

休耕田として補助金を流せば、農作物のように毎年、検査する必要もない。
農地を守ることを金科玉条にしてきた農林省が苦渋を舐めた瞬間である。
祖父は、水田の半分を本家に委ね、半分に植林した。

苦渋を舐めた農林省は、ついでに水田を農地から林地への地目変更に踏み切った。
『農地護り手の先兵』たる農業委員に『現況調査』を命じ、林地に換えたのである。
が、余りにも地目変更が相次いだから怖れをなし、以降、林地になっても見ぬフリを決め込む。

もう20年近くになるだろうか?友人から農地を取得することにした。
取得には、小作を含めて50アールの農地を所有、耕作していなければならない。
固定資産台帳では50アールを満たしていると思っていたが、やや不足だ。

仕方がないから、山林を伐採し、南高梅を植栽している梅園を届けることに。
日新測量の社長夫妻から測量を頂き、57アール実測のお墨付きを。
現在では、小作を含め、樹園地など1ヘクタールほどの農地を経営している。

この春、隣接地の杉が皆伐され、吾が取得することになった。
2筆だったが、1筆は畑地になっている。
農業委員会に農地取得の申請にいったら、『所有面積が不足しているから~!』と。

税務課で調べると、かっての梅園は再び『山林』に地目が戻されている。
『税務課は、直ぐに上書きして戻すんですよぉ~!』
なるほど、税務統計や地籍台帳の振り分け業務が増えるのを嫌っているのだなぁ~!』と。
市民の面倒よりも、わが身の面倒の軽さを大事にするのが『役所』という処なんだ。

『農地を守りたい』『農地を減らしたくない!』という農水省の気持ちは判る。
判るが、『減らさないために、農地に何を植え、どうやって所得を向上させるか?』は考えてない。
換金作物も、作付する気力と労力も失った農家は、農地を荒らすしかないのである。

吾は、山林を伐採して樹園地と云う『農地』に換えた。  なんの手続きも必要無しに。
今度は、杉が植えられていた『現況・山林』を購入して、農業委員会の許可を必要とした。
農地が大事だとは判るが、この取得に係る手続きの差が、世間とズレた役所感覚を示して面白い。

登記がすんだら、国土交通省から調査書が届いた。  地価の調査に供するのだろう。
畑地の1筆に『評価額65,000円』とある。
吾は、2筆でを50,000円で購入したのに。

評価額で『固定資産税』を賦課しているし、農地の評価額は高い。
が、実際には素材業者が『タダ同然』に取得し、持て余しているのが実態である。
価値のない(政策が無価値にしたのだが)土地に課税され、それは国保税にも連動する。

先日は、家下に棲む総本家の長男が、声を荒げて玄関に。
森林組合から『境界明確化』の調査結果票が届いていたから、『これだな!』と。
『字図には載っていないのに、分家が所有者として記載してある!』

なるほど、原番地1631番地が分家所有で、それが乙、丙、官地、総本家と分筆されている。
されているが、登記簿には原番地、所有者、地積があるものの、字図にはない。
無いのは、分筆する際に測量業者が誤ったのだろう。

が、総本家は『字図が正しい、税金も俺が払っている!』
固定資産税は、字図ではなしに登記に基づくものではないのか?と糾すも、聞く耳なし。
『この事業で地籍を確定するものではない。国土法に基づく地籍調査がある筈だから!』と、重ねて言うが、納得顔ではなかったから、説明を重ねるしかない。

吾も、字図に従って境界を巡ったが、その曖昧さには呆れてしまう。
河川が記されていても、そこに川は無く地形も変形している。
加えて、現地を覗いたことすら無い後継者に、どうやって『境界を見極めろ!』というのか?

5年に一度、『国勢調査』なるものが実施されているが、それでも20万人を超えると言われる不法滞在者の把握すらできていない。
ましてや、固定している国土の調査とて、遅々として進んでいないから、国情の把握も怪しいものだ。

日南市行政は、市街地の真ん中から『地籍調査』を進めてきた。
区画整理を実施し、真新しい字図もあり、ブロック一枚動いただけで争いになる『境界の明確な地域』
この辺りを優先して進めた結果、田舎では土地の境界を知る人が毎年、減ってゆく。

先の日南市議会では、全てを終了するのに『もう20か年必要』と答弁したらしい。
南郷町では、『地籍調査で税金が高くなった!』と云う声も。
それはそうだろう。  確実に実面積は拡大してゆくはずだから。

しかし行政を預かる者は、絶えず『市勢』を念頭に置くはずである。
山林面積や農地の面積、それらの市勢が頭にないと、打ち出すべき政策は浮かばない。
地籍調査が遅れているということは、とりもなおさず、市勢を無視した行政だったということ。

戦略も戦術も、そして政策と展望も、『先ず、己を知ること』から始まる。


03:38  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.04.23 (Sat)

高齢者の定義

学校からの帰り道、友達の家に寄り、道草を食っていた。
友達が姿を消したから、家の中を覗いて声を掛ける。
奥の薄暗い寝間に、黒い丹前のようなものを身に纏った老人が。

薄気味悪くて、外に飛び出した。
『あぁ~!祖父ちゃんね!』と事も無げに言う。
病気がちの祖父ちゃんが伏せっていて、起き上がろうとしていたのだ。

友達の祖父ちゃんだから、年のころは50代だろう。
思わず、吾の祖父母の年齢を数えてみる。
母が20歳で産んだ吾だから、やはり祖父母は50代後半なのだろう。

が、祖父は毎日のように、特別職で役所に通っている。
祖母も若々しく野良仕事に汗していたから、年寄臭さは感じない。
と、いうことは、友達が『祖父ちゃん』と呼んだのは曾祖父のことなのか?

が、近所の祖父ちゃん、祖母ちゃんをみてみると、やっぱり年をとっている。
野良仕事は出来ないから、せいぜい庭の草取りくらいのものだろうか?
それだけ、年齢を感じさせるのに個人差があったと言うべきか?

酒谷中の閉校式がすんで、同窓会が催された。
昨日、記念写真が届いたが、恩師を思わせるほどに老けた顔がある。
よく見たら、『今度、自治会長に就任した!』と、幾度も自慢していた同級生。

還暦を過ぎると、頭が禿げ上がったり、眼鏡を掛けたりで、俄かに思い出せないこともある。
『老い』に個人差があることを教えられる瞬間だ。
自身の姿は判じられないから、余り言えないが。

江戸の時代には、40歳に手が届くころには隠居し、倅に家督を譲り渡した。
50歳くらいになると、中気で倒れたりして養生に入る。
そして、還暦まで存命を通すのは滅多にないことだったろう。

その代り、一人前として認められる年齢も若い。
元服して前髪を落とし、月代を剃れば、もう一人前である。
一人前になれば出仕し、嫁を取り、一家の主となる。

嫁も、16歳くらいで嫁して来るから、子供を為すのも早いだろう。
眉を落として、お歯黒というのが武家の妻女の姿である。
織田信長が、『人生50年』と言ったのも頷けるではないか?

先日、とあるモーテル下を通りかかると、アベックの乗用車に出くわした。
運転席と助手席の二人を見遣ると、吾より高齢な男女である。
『御盛んなこと!』と思ったが、どうみても秘密の逢瀬だろう。

『逢瀬』で、いかなる所業に及ばれるのかは判らないが、羨ましくもある。
大岡越前の守忠相の母君は、忠相が『男女の睦は幾歳までか?』と問われて
火鉢の灰を、火箸で掻いたという。
『灰になるまで!』

そうかぁ~!  劣情を催すは自然の摂理なのだ!と思ってしまう。
思っても、中々、そのように進まないのも現実だろう。
が、若々しさを保つこともまた、長寿に繋がるのかもしれない!
突然死しなければ!

昨夜は、森林組合の決算慰労会が開催された。
吾の横に来たオペレーターは、『父が55で定年退職、今、嘱託で勤務している!』と。
王子製紙の子会社らしいが、定年退職して非正規雇用の方が長くなりはしないか?

吾は、昭和23年生まれだが、この生年までが年金支給開始64歳。
以降、65歳以上にならないと受給年齢に達しない。
つまり、満額の年金受給までには『働き続ける』必要があるのである。

吾が会長職を務める団体に、県のОBが慣例として勤務している。
60歳定年だから、年金受給までに5年間空いている。
空いているが、県の人事課は『4年で後進に譲るよう』、指導している。

同様の例が経済団体でもあったが、ОBが多すぎて満額支給まで認めていない。
まぁ、年金を宛てにして生活する必要のない人もあるかもしれないが。
それでも、定年と年金支給のミスマッチには疑問が残る。

これは、国の制度設計に誤りがあるからだろう。
再雇用制度を設けた!と言っても、それが生涯所得に匹敵する効果は上げていない。
一方では、団塊世代のリタイアで、ものづくり人材が払底する現実もある。

『国民皆年金』を標榜して、世界に冠たる福祉国家を描いて見せたが『画餅』だった。
早々に、年齢に見合った職場の確保と、老後安泰の年金政策を確立すべきだったのに。
今では、借金1,000兆円という無策の結果に喘いでいる。

納めた幾十倍もの年金を受け取る世代、数倍を受け取る世代、トントンの世代。
そして、収めた分を受給できない世代。
『100年安心』と、高らかに謳い上げて、10年も経ってないのに、この為体。

自民党の小泉新次郎部会長は、『高齢者の定義』を見直すと言い出した。
つまり、年金受給開始を70歳に引き上げる算段だろう。
と、なると前期高齢者は70歳から80歳、後期高齢者は80歳から90歳。

高齢者医療保険の賦課徴収は、現行のままで据え置くだろうから、若年者の負担増だ。
それでも、負担と受益の歪さに変化はない。
変化が無ければ、医療費と年金に手を加えるしかない。

どうやって、加えるか?
先ず、終末期医療を止めて、『平均余命』を短くする。
人生が短くなれば、受給する年金額も少なくて済むし、医療費も少なくなる。

定年は原則60歳だが、年金受給開始は70歳だから働く必要がある。
働けば消費意欲に繋がるから、消費税で税収増になる。
そして、働いている間は、年金、医療保険掛け金も徴収する。

『高齢者の定義』見直しは、そこに展望を置いている。
まぁ~健康で長生きできれば、如何様な世の中でもいいけれども。
16:22  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.04.19 (Tue)

『質疑』と『質問』

吾が、自民党県連青年局長の頃、日南市で時局演説会を開催した。
社会党勢力が台頭していた『土井』時代で、国政選挙への危機感も。
市内至る所に、べニアに貼り付けたポスターを掲示する。

或る日、忽然と、その掲示ポスターが消え去った。
聞くところによると、土木事務所が『屋外広告物条例』に従って撤去。
が、事前の撤去通告は吾にも、県連にも為されていない。

当時、社会党は北川さんを衆院選に、野別さんを参院選に出す段取りを進めていた。
その為に、県内各所に『のべつ』のポスター。
日南、都城周辺には両者をアップしたポスターが軒並みに掲示。

日南土木事務所が撤去したのは、自民党県連主催のみ。
折しも、定例会開会中だったから『一般質問』で取り上げることにした。
質問通告は、『県行政は公平か?』

普通、通告書を提出すると、財政課の担当が概要を聞き、担当部署を連れてくる。
が、財政課が土木部に確認しても、質問の内容を把握しているからか、顔を出さない。
当方は、擦り合わせの必要もないし、それまでも擦り合わせ談合をしたこともない。

屋外広告物条例は、都市計画課が所管していたが、自民党に出入りする松本課長も知らぬふり。
壇上では、『県行政は、憲法、法令に照らして公平、公正に執行されているか?』とだけ。
知事は、『公平に執行している!』と述べて降壇した。

それから先は、一問一答の丁々発止である。
再質に立った吾は、まず、都城10号線沿いの大看板についてただした。
が、本省から出向していた石田部長は、日南土木管内ポスター撤去の適正について語っている。

誰も、そういうことは聞いていない。
聞いていないが、必ず及んでくる問題だと思っているから、その答弁しか用意していない。
吾の『論建て』を、完全に舐め切っていたのだ。

しどろもどろの部長答弁は、堂々巡りで本題とは遠くなるばかり。
吾が、『聞いていることに適正に応えろ!』とヤジるから、ますます立往生が際立つ。
自民党長老が、松井議長に『暫時休憩!』を求めて、執行部間調整の時間を与えた。

植野議員が、『坂元!ちゃんと通告して内容は教えてあるんじゃろ?』
『えぇ~通告はしているんですが、聞き取りには来ていないんですよ!』
『それで答弁が出来んのなら、徹底的にやれ!』

再開しても、埒は明かなかった。
が、幾度かの休憩を挟んで、社会党のは撤去せず、自民党のみの撤去を反省したから矛を収めた。
自民党の反発の裏には、自治労が片手落ちの『選挙妨害』に加担していることにある。

その後に、日南市の関連ポスター全てが撤去された。
同時に、屋外広告物条例が『政治活動妨害』に及ぶことへの懸念、自由規制への疑問まで。
条例審議会に諮られ、条例改正への道筋!という結果も現れた。

余談だが、当日の夜は中地副知事との懇談会が『高千穂亭』で。
副知事は、『土木部が「坂元議員には特別に配慮してきたのに」と残念がっていた』と。
それを聞いた座の責任者は、『なに!首を捕られるほどの問題なのに』と怒った。

翌日、割烹『源平』に3名の県議が招かれ、総括、技術の両土木部次長が非礼を詫びた。
別座に、日南土木事務所長を控えさせ、『御指示があれば、頸を出します』
『人の問題ではない。法執行の心構えだ』と、その場を収めた経験がある。

以上は、本会議質問に関する通告と、それに対する対応の問題である。
質問通告を、当局が安易に受けると、弾の飛んでくる方向を見誤ることもある。
しかし、入念に摺合せしても、色よい返事が返ってくるわけではないから、徒労に終わるが多い。

質問の通告は、議長ないし委員長に対して行われるもので、当局にでは無い。
その点を、議会側も、執行部側も勘違いしている事例が多い。
議長は当然、議会側に立つから、多少の『通告漏れ』があっても規制してはならない。
なぜならば、『漏れ』という言葉自体が、制度的に使えない言葉なのだから。

質問と質疑の違いをわきまえず、発言する光景を耳にする。
質疑は、議題(議案)に関することを質すのであるから、議題外に亘ってはならない。
質問は、取り組み姿勢をはじめ、政策万般、時には私生活に及ぶこともある。

これは、議事法を学ぶ際の、基本的条項だから関係する役人は周知の筈だ。
当然、国会法、衆院議事法でも規定してあるから、議員必携書に記載もある。
新人議員も、まず議事運営のいろはから勉強するだろう。

NHkが、『衆院のTPPに関する質疑の模様を中継しております』と流している。
民主党議員が質しているが、内容はTPPとは無関係の熊本震災対応である。
TPP特別委員会で質疑している筈の議員が、『TPPよりも震災対応が優先!』だと。

だったら、なぜ委員会開会に反対しなかったのか。
震災対応だったら、『衆院災害対策特別委員会』だって設置してあるから、そっちでやればいい。
委員会開催や、院の日程を決めてゆくのは議員たちだから、それを総理に質す無能ぶり。

『本特別委員会は、TPPに関する審議機関、他の案件は所管委員会にて議論願いたい!』
吾なら、委員長職権を以って、発言を差し止めする筈だ。
国民は、災害対応も必要と思うし、TPPに関する対応にも関心がある。

一時の災難と、国家百年を占う経済政策。
優劣が付けられるわけがないのに、民主党議員は災害が大事だと言う。
言いながら、TPP委員会に出席して、災害対応に忙しい閣僚を釘付けにしている。

永田町に棲みついている議員族に、徹底的に欠けているのは『平衡感覚』だろう。
第一、あそこに棲むと、自らの立ち位置すら見失ってしまう事例が多い。
だから、地元では通用もしないような肩書を印した名刺を、自慢げに配るのである。

人生経験、社会経験が乏しい議員には、鼎の軽重そのものが判らない。
が、上に立つ指導者も同様だから、同族全てが国民から見放されてしまう。
それでいて、低投票率の原因が『政治への無関心』にあると。

実は、無関心ではなくて『無期待』なのである。
ということは、議員よりも国民のレベルが高いということ。
『質問』と『質疑』を峻別できない国会議員と、同様になりたくないのである。
05:00  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.04.17 (Sun)

『少子化』と『規制緩和』

先日のМRT『ゴーゴーワイド』のゴーゴーニュース。
武ボーが、少子化は規制緩和に端を発している!と。
吾は、もっと以前から少子化は現象化していたと思っているが。

でも、少子化に拍車を掛けた大因であることには間違いない。
日本は、終身雇用制が殆どだったから、どうしても生産費に占める人件費割合が高い。
高いと、東南アジアなどの安価な労働力で生産される商品には太刀打ちできない。

太刀打ちできないから、企業は生産拠点を海外に移す。
そうなると、日本国内の産業は空洞化し、国家税収も下がる。
そこで、労働力の機能的、能力的再配分に踏み切った。

正規社員と非正規社員の区別。
人材派遣制度の導入による、労働力の機能的配分。
それによって、人件費コストは下げられ、競争力は増したのかもしれない。

が、日本社会の美風である『職場の和やかさ』をも、同時に失った。
絶えず職場環境が異なれば、職場での出会いも少なくなるし、交流機会も減ってゆく。
生活に汲々としているから、出会いそのものよりも、ゆとりがないのだろう。

結婚しても、近所に親しい友人がいる訳でもない。
赤ちゃんを育てながら、同じ境遇のママ友と意見交換する人も機会もない。
ひたすら、唯一の家族である夫の帰りを待ち続け、堪えきれずに我が子を手に掛ける。

国会でも取り上げられたが、預ける保育所も順番待ち。
保育所に通えるようになったら、今度は夫の転勤で離れなくてはならない。
出産、育児さえ、未経験女性には最大の不安なのに、周囲には、それを解消してくれる手段は皆無なのである。

一方で、地方の実態は、どうなのか?
経済成長期に分譲住宅が立ち並び、住民は保育所と小学校建設を願った。
が、それが空き家に変わり、老人福祉施設の建設を願っている。

昔のように、3世代同居の時代ならば、同じ小学校を3代、卒業しただろう。
が、息子や娘は、他に家を建て『一代限り』の住まいになってしまった。
だから、空き家条例を作る必要性に迫られ、学校の統廃合も進んで行く。

この『不足』と『廃止』のアンバランスをつくったのは誰か?
政治である。
中央支配を進めたい『幕府』、イヤ、日本政府は地方から人を奪い、都市に住まわせる。

インフラ整備も東京集中、官庁も東京集中だから、金融、企業を指導する役所は東京だ。
企業も東京集中だから、人材も東京集中。
東京集中で、子育て環境にないから『少子化』が進む。

まぁ、これは大筋で納得だが、それだけでもあるまい!と思う。
今度、県北の市で『結婚紹介事業』に補助金を出すと聞いた。
今まで、この種のイベント開催を数多く耳にしてきたが、不思議と『成果』は語られない。

ネットの『出会い系サイト』は人気らしいが、これは売春だろう。
売春ではない、NPОなどが運営する『出会いの広場』なんてのはできないのだろうか?
でも、出会いがないから結婚しないのではなくて、結婚願望そのものが無いのでは?と思う。

女房が居なくたって、洗濯は『コインランドリー』で済む。
食事は、コンビニで買えばいいし、オンナを抱きたいときには風俗に。
林業家の太田原クンは、『山にコンビニ弁当持参しているが、流石に飽きるなぁ~!』

彼は、昔からの食生活を知っているからで、幼い頃よりコンビニに慣らされてる世代が、今は多い。
子供を持つと、PTAの会合や授業参観などに行かねばならない。
クラブ活動では、土日の送迎で、とても体を休める機会なんて与えられない。

第一、子育てに掛かる費用が大変だろう。
予備校に通って、大学に進学しても、『目指す職業』がないから就職先も見つからない。
結局は、大学時代から携わってきた『コンビニバイト』で社会に出る。

その為のエネルギーを捻出する気迫は、若い世代は持ち合わせていない。
子育てに多くのカネを使い、気が付いてみたら借金だけが残った。
老後の『年金』は、全くあてにできないのに!

年金で思い出したが、吾が郷里に帰って来た時の月掛け金は数百円だったと記憶している。
当時の物価からすれば、相応の負担だが。
母は、社会保険だったが祖父は『議員年金』だったのか?

祖母も長患いで入院していたが、年金振り込みの通帳をみたことがない。
今、吾ら団塊世代が年金を受給する時代になったが、年金庁のどさくさで騙されている感じも。
ただ、一回り先輩たちの年金の金額を聞いて驚いた。

『市役所ОBで、月額30万円だ!』と云うではないか!
『夫婦共稼ぎで、60万円貰っている!』とも。
これじゃあ毎年、300万円以上の定期預金が可能である。

公務員の年金原資は、全てが血税である。
血税で生活が保障されている方々には、あくせくする庶民の窮乏は理解できないだろう。
ある『花見の宴』で、高歌放吟している連中がいる。
聞いてみたら、『市役所ОBじゃあ!』と。

そういえば、国民からなけなしの金を集めて『年金事業団』というのがあった。
国内のアチコチに『厚生年金会館』なるものや、保養所を建てていた。
全部が赤字で撤退したけど、あの赤字補てんは運営責任者に求めるべきだった。

常に、失敗を繰り返しても『責任を取らない』役人たち。
自己保身には真剣だが、国民の将来には目を向けていない。

どこの役所を覗いても、退屈そうな職員で溢れているが、あれは正規職員だろうか?
尤も、みんな同じに見えるから判別はつかないだろう。
『みんな同じ』ということは、非正規職員だけでもいい!ということ?
だったら市税収入52億7千万、人件費43億7千万だから、僅かに9億円の差し引きが少し増えるかも。

でも、市役所で働けるだけでも幸せだろうなぁ~
正規でも非正規でも、原資は吾らが払う税金だから安定しているし。
一度、市役所職員に於ける『出生率』を聞いてみたいものだ。

そうすれば、少子化対策の原点が見えて来るかもしれない。
そういえば、市長が我が子の子育ての為に、公務の一部を割かれると聞いた。
率先して、男性自身も育児に精を出す姿勢を明らかにする気概は好ましい。

尤も、吾の『育児力』までは極められないだろうが。
同時に、市役所職員も積極的に育児休暇を活用されるらしい。
これも望ましいことだが、でも、それが『可能な』職場であることが、市民には羨ましい!
03:49  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.04.15 (Fri)

『一人会派』

県議2期目のとき、上杉先生の秘書・石川氏から『超党派の勉強会を立ち上げませんか?』と。
折しも、自民党が政権から脱落し、細川政権が成り立っていた。
『超党派?でも社会党などとは勉強できないなぁ~!』

『イヤ!創価学会や連合、民社党の連中とですよ!』
口車に乗ったわけではないが、『新政策研究会』を設立した。
鬼籍に入られた元・県議の水間さん、現職の押川修一郎さんらが参加した。

幾度か、勉強会が開催された。
『極右』と揶揄された吾が会長で、同僚の吉元県議が会長代行。
が、自民党県議団から党議の度に、猛烈な攻撃を受けた。

吾は2期目早々に、先輩と戦って会派三役の『政策審議会会長』に就任していたから反発は大きい。
特に、同期生では最年少だったから、同期生の視線も冷たいのである。
三役として『委員長配分』を決める立場だったが、希望通りに就かせたのに。

『勉強会を続けるなら、会派を離脱して貰いたい!』という声。
『まぁ、いいじゃあないか!若いうちは誰とでも勉強しないと』という老練の意見もあった。
が、吾と吉元、鈴木、小斎平、黒木の5名が出て、『県議会自民党』をつくる。

折しも、宮崎市の市長選挙が行われ、自民推薦候補と連合推薦の津村候補の一騎打ち。
津村の選対本部長は自民党長老の斎藤実美さん。
正に、保守系も分裂し、選挙に臨んだのである。

斎藤さんから『是非に!』と請われて、出陣式でマイクを握った。
自身で言うのも恥ずかしいが、『あれで保守系支援が先頭に出た!』と。
津村の勝利で選挙は終わったが、推薦を出した自民党は面白くない。

吾らを、『除名勧告処分』に伏した。
鈴木、小斎平、黒木は、土壇場で動きが止まったから、処分無し。
そして、元の会派に3人で戻って行った。

同時に、吾と吉元さんには『除名処分』が下された。
元・助役の坂本候補を支援した自民党宮崎支部は、そうでなければ抑えられない。
党紀委員のメンバーを訪ねて、復党を願ったが叶わない。

ならば!ということで『新生党宮崎県連』を立ち上げた。
小沢一郎の懐刀と云われる、平野貞夫参議院議員をはじめ、多くの働きかけが。
小沢さんとも、数度に亘って懇談し、県連発足に至ったのである。

吾が、山陰地方で行われた『全国豊かな海づくり大会』に出席していた時だった。
新生党県連の事務局長・藪亀から電話が入った。
『すぐ近くまで来ているんですが、会っていただけませんか?』

割烹旅館が用意してあって、そこで話が切り出された。
『会長は、知事選に出られないと聞きました。代わりに私ではどうでしょうか?』
石川から執拗に知事選出馬を勧められていたが、断っていたのだ。

『止めておいた方がいい。県下の選挙運動と云うのは生半可では出来ないよ!』
あくる日に宮崎空港に着くと、石川が待っている。
『今から県連大会ですが、会長は出席されない方がいい。更迭されます』

謎解きが終了した一瞬である。
勉強会を立ち上げ、知事の座を射止める。看板に『坂元を使おう』という算段。
数年後に『安藤知事』を誕生させたが、傀儡にならずに石川も苦労した。

4期目の県議選は、誰に聞いても『坂元落選』
毎日、日南に帰る吾を見て吉元さんは、『そんなにアタフタしなくても勝てるよ!』と。
その吉元さんが、自民党主流派の立てた松下新平に苦杯を舐めた。

吉元さんと吾の『二人会派』だったが、選挙後は吾の『一人会派』である。
その半年後に、地元、自民党日南支部の強力な働きかけで復党を果たした。
自民党県議団に戻って直ぐに、『歴史教科書』に関する議員発議案が上程される。

諸派の諸君から質問の嵐が舞うが、吾が一人で答弁していた。
若い県議達に、信念と覚悟を見せる絶好の機会だったと、今、思う。
そして、田中副議長の逝去による『残任期間』の副議長に就任した。

ある朝、県議団控室に行くと、執務机が半分しかない。
深夜に、別の会議室に分派して陣取り、新しい会派を結成したらしい。
分派連中が、社会党など諸派と組み、議長職を握った。

可笑しいではないか?
吾は勉強会で、連合や民社党と組んだ。
今回は、議長を取るために、社会党などと組み、ポストを配分している。

これは、明らかに『党紀違反』だろう。
吾を、8年間に亘って苦しめてきた『党紀違反』が、県議会ではまかり通る。
『自分党』と云われる所以である。

議長を辞した後、自民党県連会長に就いた。
幹事長の指名で、都城選出の徳重忠夫県議に就任を願った。
彼は、副議長を求めていたが、『本来、幹事長は議長経験者。副議長よりも格上だ!』と。

その後の経緯は知らないが、民主党などと会派を組んだことで苦境に立っていた。
自民党も除名されていたようだが、復党が叶わなかったのだろう。
同期生は、『競争相手』が多くなることを嫌うから、一人でも少ない方がいい。

彼が、吾の家に寄ったことがある。
『私が、幹事長に据えたばっかりに機を逃し、済まなかった!』と謝ると
『イヤイヤ、私は誰も経験しないような体験をさせて頂いた。こんなに恵まれた男はいないですよ!』

幹事長を連れて、議事堂の青木参院会長や、党本部の古賀、菅、選対正副本部長を訪ねた。
吾が余りに強い口調で捻じ込むから、幹事長も事務局長もハラハラ。
全国幹事長会では、小泉さんの前で『乾杯の音頭』までとったらしい。

徳重さんが復党しても、自民党会派には入れない!
入れると、ポスト争いに加わるからだろうが、非情で情けない連中だ。
自身達も『党紀違反』を繰り返した歴史があるのに。

上杉さんも、江藤隆美さんも、中山さんも、古川さんも、みんな『党紀違反者』であった。
現職の、松下新平とて『党紀違反』で、議席を得た。
県議でも、自民党公認候補を蹴散らして当選し、寄らば大樹で自民党会派に所属している。

そういえば、吾が新生党県連会長の時、宮観旧館で中山さんとお会いした。
中山さんは落選中で、『どうしても会ってくれ!』と斎藤実美さんに懇願。
仕方なくあったが、膝座をついて『新生党公認候補として小沢さんに頼んでくれ!』

直ぐの解散は、上杉さんが小選挙区1区を断って、中山さんを推薦した。
その中山さんは、大恩ある上杉さんを裏切る政治行為、度々だった。
裏切りと、党紀違反と、その渦巻く中で自民党政治が行われて来た。

今朝の新聞で、徳重さんの一人会派・自民党県民クラブを知った。
彼は、努力もあるし、政策もあるし、人情にも篤い。
『一人会派』であっても、その存在感を示して欲しい!
13:29  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.04.13 (Wed)

タックスヘイブン

県北の建設業者から、宮崎市内の寿司屋に誘われた。
四方山話を重ねていると、茶封筒の袋を食台に。
バラの現金が300万円、入っている。

100万円づつ、輪ゴムに束ねて入れてある。
『ん!』と訝ると、『後援会事務所で入用でしょうが!』と。
年末だったから、100万円はその年に、100万円は翌年1月、残りは個人献金として処理した。

国会議員から電話が入り、『アンタの同期生を集めてくれんか!メシでも食おう』と。
『一足早く来てくれ!』と云われていたから、事務所に急いだ。
散らばった1万円札を、100万円づつに輪ゴムで括っている。

『裕ちゃんは、これを取っといてくれ!』と封筒を渡す。
他の議員には、どうやって渡したのか知らないが。
バラ銭でなければ、渡せないということだろう。

選挙事務所で、来訪者から『チョット!』と手招きされる。
事務所の陰で、『少ないけど使って!』と封筒が。
事務局長は口が軽いし、ネコババの怖れもあるから、秘書嬢に渡す。

選挙費用として処理したか、政治献金として処理したかは忘れたが、公開はしている。
なんらの請託がある訳でもなし、『今まで世話になったから』と云う。
領収証を必要としている方には、ちゃんと対応してきた。

取締り当局は、熱心に吾の政治資金を洗っている。
が、利益誘導をしたことはないし、『口利き』をしたこともない。
常日頃からアドバイスしてきたし、勉強会もやってきた。

業者は、『裏金』を捻出するのに、どういう手を使うのか?
下請け業者に1割引きの契約を交わし、実質は1割5分引きなのだろう。
献金して頂く方は、『裏金』と思っているかもしれないが、当方は表に出す。

何故、表に出すのか?
甘利大臣を嵌めたように、内緒のカネは後々に強請られる。
最初から嵌めるつもりか?それとも請託が果たされずに表沙汰にするのか?

亡き安藤知事が、その証明だろう。
仕事が取れなければ、過去を暴き、政治生命を絶つのだ。
真の支持者でなければ、信用はならぬのである。

武家の社会では、俸禄はコメであった。
大名は1万石以上、旗本は千石台である。
家来衆も、扶持米があり、その米をカネに換えて暮らしを建てた。

中には、上げ底の桝で計量させ、年貢逃れをしている者もいる。
バックには、大庄屋や代官所がいるから、収税逃れである。
いつの世にも、悪人は多いものだ。

家来衆の他にも、下卑や下僕がいるが、この者たちは『藪入り』に給金が渡される。
原資となるコメは、勿論、農家が作る。
年貢米として納めさせ、その年貢米が藩の維持に使われる。

米を持たない商人たちは、『運上金』を課せられる。
課せられるが、明確な判断基準も、実態把握もできない。
士農工商と、最下位に置かれながら、商売人が太ってきた訳である。

収税である。
古今東西、常に行政は、住民から納めさせた『税』を、行政経営の原資にしている。
それは、今の世の中でも当たり前だから、様々な税を賦課される。

消費税は、国民すべてが一律の税率である。
が、所得税は、経験が無いから判らないが、最高税率70%と聞いた。
消費税のように、税率が同等ではないのである。

懸命に勉強し、努力して働き、所得を上げると高い税率に苦しまされる。
怠けて、努力もしないで『生活保護』に依存する方が賢いと言えないか?
でも、そんな怠惰な国民では、累積赤字1千兆円は消えない。

それよりも、怠惰な者達と同じになりたくはない。
なりたくはないから、税金のかからない地域に預金を移す方がいい。
それで、パナマのタックス・ヘイブンに預けることにした。

~兆円と云うカネを預けているのもいるらしい。
それも、政治の要に座っている者共の仕業が大きい。
国民が怒るのも、当然だろう。

社会主義国家の、『袖の下』が明るみにされている。
常に、賄賂ありきで行政を進め、私腹を肥やしているのである。
真面目な納税者、税金逃れに励む行政役人。

いつの時代も、同じ構図だ。
17:44  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.04.11 (Mon)

TPPの推進

10年ほど前に台北を訪れた際、三越デパートを覗いてみた。
生鮮食品のコーナーである。
『ふじリンゴ』が萎びていたが、1個千円、甘藷の屑芋が一袋500円。

その他にも、『たまたま』金柑も高値で売られていた。
日本の農産物が、一流のデパート売り場を占めている。
『安心・安全』の農産物、そして『日本食』ブームである。

『市田柿』と表示した中国産の偽物が売られていると聞いた。
ピーナッツも殆どが中国産だが、高い価格の物は『千葉産』である。
その見極めを確認する客が多くなったから、今では原材料表示から中国を消し出した。

政府は6月から、『地理的表示』を認めるように決めている。
野菜、魚介、果物、加工食品を対象としている。
それは、規格、品質、製造工程を画一化し、ブランド確立を目指すものだ。

地理的表示は、統一マークを印した商標だから、不正使用には罰則が伴う。
世界11か国が実施しており、中国産などの偽物を排除する目的をも持つ。
真に日本の特産品で、他産品との差別化、品質を護った物のみの商標だ。

政府が進めている『水土里ネット』の参加者が減少していると、先日の旅中で聞いた。
農地保全などの事業に取り組んだ農家が参加し、事業を行う。
草花を植えたりして、農地保全を喚起しようという目論見だろう。

参加者が減少している!ということは、離農者が増えているということだろう。
水田耕作を『法人』に委ね、僅かな御米でも食は足りる。
少しの水田に、大型機械を導入しても割に合わない実態を、今、知った。

生産しても赤字で『機械化貧乏』、ならば自ら生産しないで農地を預ける。
それに高齢化だから、農地そのものを必要としていない。
が、父祖伝来の農地を荒らすわけには行かないから、法人に委ねるのだ。

が、農業法人とて、コメ余りの状況下では稲作ばかりには頼れない。
しかし、代替の農産物が見当たらないし、黒字化も難しい。
そこに、日本農業の行き詰まりがあるし、稲作中心農業の限界が見えている。

いま、大手の流通業界では『野菜工場』への進出が目ざましい。
輸入農産物に信頼が寄せられないから、国内生産に踏み切ったのである。
大きな建物の中で、オート化された水耕栽培で野菜を生産してゆく。

一方では播種し、終末では収穫して包装、梱包してゆく。
作業しているのは、白衣を着た作業員。
こういう光景が、農村の至る所で見られるだろうし、若年者の雇用の場にもなる。

そういう流れの中で、農産物、食品の輸出が増加している。
2015年の農林水産物の輸出額は、前年比21,8%増の7,452億円に。
アジアや米国を中心に伸びており、安心安全そして日本食ブームが後押しだ。

安倍政権では、2020年度に1兆円の輸出を目指していたが、1年の前倒し。
今後も輸出拡大は続くだろうし、流通業界や生産者の取り組みも意欲的だ。
TPPの発効を機に、一層の『攻めの農業』展開が求められている。

が、そういう背景を読めない連中もいる。
国会では『野党』がそうであり、農協も反対勢力である。
そもそもTPPは民主党政権が目指したもので、日本に有利な交渉を進めたのは自民党。

政権から滑り落ちるや、姿勢が変わるのは『次代と国内現状』を読めない連中だからだ。
最も読めていないのは全農で、百姓の汗の結晶を搾取していたのに時代に遅れた。
農協離れは顕著で、農家よりも先に『農協破綻』が迫っている。

先日、車両の任意保険で農協の担当から電話が入った。
『自損事故の保険金が、中古車の価格だ!新車価格まで引き上げよ!』と云うのだ。
可笑しい!自損事故の保険に入った覚えは無いのである。

対人も対物も、上限まで達している。
保険料を下げるのではなくて、現状額を維持するには新たな対象を必要とする。
その為に、『自損』まで保険対象としたのだろう。

当方が求めてもいないのに、新たな保険対象を作ってまで保険料維持を謀る。
と、いうことは自動車保険部門の経営が苦しいのだろう。
全国的に農村の高齢化だから、事故率も高い。高ければ保険の余剰金も底を尽く。

所有する3台の車両全てが、農協の自動車共済である。
『もう外資系の損保に換えようか?』 これも先日の旅中で農協関係者に吐いた言葉。
そうそう! TPP同様に、全農自体が外国から滅ぼされるかもしれない。

農村の荒廃と、相次ぐ離農。
『儲かる農業』を果たしてこなかった政治と農協の責任は重い。
が、『攻めの農業』に転じれば、必ず光明が見えてくる。

日本の農産物、そして加工食品が世界を席巻する機会が必ず来る。
そのチャンスが、TPPを契機としてである。
怖がっていた乳製品、牛肉、果物など、日本が負けるものはない。

負ける!負ける!と思っているのは野党と『胡座の農協』だけである。
今、円高が進んで木材輸出も停滞しているが、昭和39年に自由化になった木材も転機だ。
『天然更新』ではない、日本林業の出番も大きくなってくる。

少数の生産者が、多数の市場を占有してゆく。
その、きっかけがTPPではないのか?
『護り』から『攻め』に転ずるとき、日本の第1次産業が覚醒する。
15:45  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.04.07 (Thu)

郵便局

吾の生家は、人里離れた一軒家だった。
なんでも分家する時に、大きな杉林がある処を所望し、建てたらしい。
祖父の代だから、吾が3代目となる。

一軒家だが、上部には参勤交代で殿が往き来した道もある。
木戸口には、今別府集落と坂元に通じる里道が。
田んぼの野良仕事に往復したり、近隣の集落に身寄りを訪ねたり。

市道・坂元線から、急坂の里道を200メートルほど登らねばならない。
祖父も、叔母も、吾らも、毎日その道を歩いて停留所に向かった。
勿論、母は自家発電の始動停止もあり、馬の飼葉を担いで登ったり。

祖父の公職の関係で、毎日のように文書、はがきの類が郵送されてくる。
購読していた『西日本新聞』も、一日遅れで配達されていた。
郵便物だから、局の配達員が坂道を登ってくる。

自転車から降りて、急坂を登る。
それも毎日のことだから、郵便局員も汗だくで疲れてしまう。
『家族が毎日、昇り降りする道だから!』と思ったのか、郵便物が坂道の入り口に。

風で飛ばされないように、郵便物の上に石ころが載せてある。
『あぁ、金丸さんだな!』と、ちょっと老齢の局員を思い浮かべてしまう。
3人交代くらいの人員なのだが、この人が一番、辛働そうな動きをしていた。

が、天気の急変もあるから、郵便物が濡れてしまう。
当時は、ビニール袋なんて便利なモノは出現していない。
濡れた新聞は破れやすいし、ハガキはインクが滲んで読めなくなる。

度重なることに祖父が怒った。
役場の隣にある郵便局に、職務の徹底遂行を迫ったのである。
以降、金丸さんを吾の集落近くで見かけることがなくなった。

当時の郵便局は、一般局と特定局に分けられていたように記憶している。
特定は局舎を自ら建て、相応の責任を負える人が請け負っていたように思う。
母は、『分限者が経営しょっとよ!』と言っていたが。

職員は、全逓信労組に所属していて、徹底的な社会党支持。
三公社五現業という、政府傘下の組織と同様である。
郵便配達しながら社会党のビラを配っている!と指摘されたことも。

小泉総理は郵政改革を目指し、目的達成には鬼気迫るものがあった。
が、特定郵便局長会の支援を受ける代議士達に、反対の動きも。
総理は『郵政解散』を断行し、反対者には対立候補を立てた。

郵政には、郵便、保険、金融の3部門がある。
『貯蓄は郵便局』と云われていたように、隠し預金などに重宝がられたらしい。
簡保も、学資保険など、政府系でしか思いつかない保険を売り出していた。

が、金融や保険は民間企業でもやっている。
郵便事業にも宅急便が参入して、メールなども配達している。
その郵便事業が、経営の足を引っ張っていると聞いたことがある。

先日、集落の会合で郵便局のATМが話題になっていた。
1人の小母さんが、『郵便局のATМは、通帳だけでも下ろせる』と云う。
吾も通帳とカードは持っているが、通帳だけで引き出せるならカードは要らないだろう。

しかし、農協の支所にもATМは備えていないから、地区の人は郵貯銀行だろう。
昔から馴染みのある郵便局が安心できるし、配慮もしてくれる。
それに、農協さんは資材取引などでも無関係になった住民が多いし。

知らない番号から携帯が鳴る。
『誰か?』と訝って電話に出ると、『クロネコですけど~』である。
『玄関口でもいいですかぁ~』 要冷蔵のものになると『倉庫の冷蔵庫に入れておきます!』

勝手を知っていて、無人の家でも配達している。
が、郵便局は持ち帰り、持ち帰りを繰り返して、時間を問うて持ってくる。
送料分では間に合わない、労力と手間を加えているのだ。

昔は、電報で急な報せが届いていた。
『ウナ電』とか、呼んでいたように思う。
電話の無い時代だから、電報で知らせ合っていたのである。

吾は、イチイチ手紙を書いていたが、学生時代の同期生には電報で仕送りを依頼する者も。
家からの仕送りは、現金書留で届いていた。
局員が来て、受取印を押さないと渡してくれない。

その『現金書留』なるものを、数十年ぶりに使用した。
元・県庁幹部氏の御母堂が身罷られたことを、死亡広告で知った。
弔問について思案していると、同期の元・県議から電話が入り、香典代参を願った。

願ったら、会葬御礼が宅急便で送ってきた。
香典に加えて、宅急便代、香典袋代を送金しなければならない。
が、振り込みの口座を聞くのも憚られるし、近く会う予定もない。

現金書留で送ることにした。
子供が大学生の頃、生活費などはすべて振り込みにしていた。
孫へのお年玉も、好物のミカンを送るときに忍ばせておく。
従って、現金書留で現金を送った記憶は2~3度くらいのものだろうか?

書留封筒は郵便ポストにいれる訳ではないから、郵便局を訪れる。
吾のような『貧乏早起き』には、9時の開業というのは待ちきれないから夕方に。
しかし、局に入っても『待ちきれない!』思いを。

入ったら、一人の局員が客に対応していた。
何かの申請手続きなのだろう?書き方を指導していた。
ややあって、一人の女性が入局してきて親しく局員と話をしている。

一見の客に過ぎない吾への対応は、それから、ややあってのこと。
現金書留の取り扱いに慣れていないのか、何度も同じことを繰り返している。
イライラしながら見ていたが、523円の送料だった。

今時、現金書留封書なんて利用する者はいないに違いない。
違いなければ、業務から外せばいい。
が、吾は礼状をしたためて同封するが適当と判断したから利用した。

時代の変遷と共に、昔日の仕組みも消えてゆく。
消えてゆけば、新たな仕組みで参入してくる企業も出てくる。
昭和時代の仕組みに頼る時代ではないのかもしれない。

その、仕組みに携わる者とて、不案内なのだから。
05:20  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.04.06 (Wed)

『日本、最後』の高速道

『北は夕暮れ、南は夜明け』と、県内の勢いを表わす言葉があった。
南に比して、延岡、日向の地域が遅れている!と、県政を批判したものだ。
が、『南』というのは誤りで、県の西を示している。

以前、書いたが、九州自動車道をえびので分岐し、宮崎線が計画された。
着工して、僅か10年ほどで暫定開通、宮崎市まで届いた。
暫定2車から、4車化に至り、設計速度は100キロだ。

この路線は、延岡までの延伸で、その見通しが立てば大分、福岡と。
東九州道は、遠の昔に開通していたであろう。
県内、全ての政治家に『先見性』があったれば!

その段階で、南那珂地域は『近海カツオ漁』と『飫肥杉需要』に湧いていた。
カネは、山と海から寄せてくる!と、信じて疑わなかったのだろう。
だから、鹿児島県大隅と宮崎県南那珂が、『大隅地区開発』に反旗を。

国策に反旗を翻した地域への懲罰の掟は、霞が関では語り継がれる。
語り継がれた結果、国策の恩恵を享受できない地域として歩んだ。
その間、他の地域の公共投資は進み、見る見るうちに変貌を遂げてゆく。

一方では、近海鰹漁で資源が枯渇し、山の弁甲材は需要を失った。
船材としての弁甲材は、FRPにとって替わられ輸出が全滅の憂き目に。
当時の『佳き時代』に思いを馳せつつ、今でも大径材に固執する経営林家も多いが。

『清武~北郷間の施工命令を出しますよ!』と、本省の道路局長から電話が入ったのは県議会議長室。
『ありがとうございます!完成まで、どれくらいですか?』
『トンネル、橋梁が多いですが、まぁ5年というところでしょうか!』

続けて、『問題は北郷から先ですねぇ~もう一度、路線を検討して頂いた方が!』
川越日南市長時代に、平野から南郷に至る路線が、建設省に示されている。
宮元市長に、『あの路線ではダメだ!市街地を避けたがいい!』と吾が。

北郷インターから立野をブチ抜き、飛が峰、永吉、山の口、下方、津屋野。
この最短ルートなら、用地買収も容易で、構造物も少なくて済む。
が、市の行政は、このルートを一顧だにしなかった。

先日、宮日が『芳の元トンネル』の難工事について書いていた。
が、泥岩が出ようが、日南層群に当たろうが、施工技術として難題ではない。
要は、清武~北郷間の完成の後に来る『日南~志布志間』ルートを懸念しているからだ。

日南~北郷間が来年に開通する。
開通しても、利用者は少ない!というよりも皆無に近い道路だ。
やっぱり、日南~清武間の開通による効果が大きい。

『高速道は、つながってからこそ生きてくる』と、口酸っぱく言われてきた。
その『繋がり』が出来上がる時には、吾はこの世にいない。
それほど、日南~志布志間は、『慎重すぎる?』要素を孕んでいたし、今でも孕んでいる。

日南~油津間、夏井~志布志間の事業化で祝杯が上げられると聞いた。
夏井~志布志間は順調だろうから、やがて夏井~串間間、串間~南郷間と順調だろう。
課題は、日南~南郷間である。

市街地に近い場所を高架で通過するのに、用地買収が順調に進むのか?ということ。
先述の道路局長が懸念していたのも、その点である。
まぁ、市が要請した路線だから、市役所も死に物狂いで用買に取り組むだろうが。

昨日は、県森連の監査で日向市に行った。
僅かに半年しか経っていないのに、市街地の様変わりに驚いた。
大型商業施設が、真新しく林立し、急速に集積している姿である。

日向市は、日向駅舎の改築、鉄道の高架化と同時に『駅前再開発』を進めた。
それとリンクしての商業施設集積だから、都市化の進展と躍動感に溢れている。
矢張り、細島工業地帯という雇用の場、入郷の後背地を抱えているからだろう。

もう、勢いは止まったが、かっての都城が西諸、北諸、曽於郡を衛星として栄えてきた。
ここでも市街地空洞化に悩んで『活性化』を目指しているが、人は集まらないだろう。
大型商業施設の郊外展開と同時に、住宅地も郊外に拡がるからだ。

東九州自動車道の完成で、宮崎県最北端の北浦に観光客が集まっている。
県内観光地で、県外客を集めているトップは高千穂町である。
人は、『地元産の食べ物』、『季節感あふれる景観』、くつろげる『温泉』を目指す。

買い物がしたい人は、その目的に従って求めてゆくから、商業施設に集客力はない。
集客力、というのは、高速道を利用しての『集客』である。
つまり、商業施設に向けての高速道活用は、一部分に過ぎないだろう。

と、なると油津の市街地活性化計画は、如何なる効果を産みだすのか?
市内からの集客は限られている。
目的とする施設も、買い物にも不適だし、魅力も無い。

高速道の効果が、油津の市街地に及ぶか?
地どれの食材を用いた新鮮な料理か、それとも海のレジャーか?
より効果が高いのは、飫肥の町と棚田景観かもしれない。

団塊世代以前の初老の興味は、食い物に、昔日の思いに耽る景観。
伊香保でも体現したが、昭和時代の生活様式を模した場所には初老の面々が。
誕生日の読売新聞一面を、自動入力で刷り出してくれるのも嬉しい。

高速道の開通を睨んだ取り組みが進められるかもしれない。
が、高速道は『市街地活性化』とは、『無縁』のものと捉えた方がいい。
それとも、高速道で家族が会いに来る高級な『介護付き有料老人施設』を誘致するか。

高架道路の橋脚が、窓を開けたら目の前に!
そういう暮らしを求める住人はいないだろう。
それだけに、今回の高速道具現化には、難題が横たわる。

もう、全国を見回しても、高速道空白地域はなくなった。
『なぜ、交通事情に恵まれない日南地方の高速道建設が遅れたのか?』
その原因を極めれば、自ずと地域の未来が見えてくる。
00:11  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.04.04 (Mon)

自民党凋落の予感

今朝方に、衆院宮崎第1区選出の武井俊輔代議士が夢に現れた。
多分、昨夕のニュースで『赤江特攻慰霊』に、彼が映っていたからだろう。
夢では、永田町の勉強会に出席して、吾が苦言を呈していた。

おこがましい限りの夢だが、日頃の鬱積が吐き出されたのかもしれない。
全国から集まっている『俄か代議士達、2世の輩達』
世間を甘く見ている彼らが、自民党最後の代議士で終わる予感がする。

自民党は、『政治とカネ』でミソを付け、民主党に政権を奪われた。
常日頃、自民党を支持している国民も、自民党を見放した瞬間だった。
『情けない!』を通り越したからこそ、左翼中心の民主党に危険承知で傾いたのだが。

が、『やっぱり』と云うべきか! 民主党は政治の「せ」の字も判らない烏合の衆。
総理自身が食言の繰り返しで、哲学も何もあったものではない。
震災で、『危機管理』に対応する能力も皆無であることが証明された。

今、民進党とかいう『俄か政党』を名乗っているが、矢張り「危機管理」能力なし。
安全保障法案に対して、共産党と共に反対している。
憲法論議は置いといて、国の防衛は『今日・明日』の課題だ。

国の安全、国民の安寧を考えないのは、国際情勢が読めていないからだ。
読めないと、緊急時の即応体制も頭に浮かばない。
浮かばないことには無関心だから、政治を弄ぶしか残されていない。

だから、緊急事態に対応する手段も頭にはない。
彼らが頼る霞が関官僚は、自身の保身第一だから、これも国民のことは二の次だ。
二の次達の集まりが国家の運命を左右するから、中国は涎を流して混乱を待つ。

国の運命を左右するのは、外的要因よりも、内的要因である。
国論が大筋で一致し、如何なる外敵にも備える体制が構築されれば、外敵は沈黙する。
そうならないのは、中国に媚を売り、米国を外敵に据える勢力が存在するからだ。

が、外敵に隙を与えている最大の要因は、自民党の情けない現状だろう。
路チューあり、ホモ買春あり、育メンの不倫あり、政治資金疑惑あり、詐欺あり。
永田町議員会館を張っていれば、週刊誌のネタには困らないほどのスキャンダルだ。

なぜ、これほどまでに国会議員の質が劣化したのか?
苦労せずしても、議員バッチを付け、政党助成金もあるから遊びもできる。
汗水たらして働くよりも、容易に権力に近付き、利権にも近づける。

その『容易さ』は、どこから来たのか?
小選挙区比例代表制と云う、選挙の仕組みである。
選挙区の地名も知らない、人名もしらないのに『選挙区支部長』となれば当選だ。

特に、現在2期目当選組は、運が良かった。
民主党に失望し、自民党政権の復活を願った国民が、安倍政治を選んだから。
空白区には、公募で候補者を募り、選挙区当選が多いから比例単独まで議席を得た。

公募制度になると、2世のみならず、若手官僚までが押し寄せる。
官僚は、勝てるとなると自民党でも野党でも、どこでもいい。
こんど参院選に出る読谷山氏もそうだが、自民党がダメなら野党からなのである。

日本の政治劣化の大因は、二世と官僚にある。
二世は、親父が役人を怒鳴り散らす姿と、集金だけを視ている。
それが政治だと思っているから、哲学や政策なんて二の次だ。

官僚は、バカな議員から怒鳴られ、説明に行っても要領を得ないで叱られる。
頼みごとをしてくるのは利権に絡むことばかりだから、それなら俺が!だ。
学歴は高いけど、学力向上で塾通いしていただけ、世間を知らない。

一昔前のように、『大疑獄』が発生するような大物も存在しなくなった。
良い傾向だとは思うが、粒が小さくなりすぎて情けなく思うのも事実だ。
こういう時には、高い目標を掲げ、強いリーダーシップを発揮する『独裁者』が欲しくなる。

夏の参院選挙は、自民党にとっては厳しいものになるに違いない。
衆参同日選挙になっても、そうであろうが。
かと言って、野党勢力に国民の期待は集まらない。
寧ろ、牙を隠した共産党と組むのではシラケてしまって、低投票率か?

自民党に必要なのは、国民への丁寧な説明である。
『憲法改正』にしても、第9条だけを持ち出してはいけない。
前文から、すべての条文を列記して、自らの憲法草案を示すべきである。

我が国の歴史、伝統、道統、平和国家を目指すこと、国際社会との協調、国民と領土の保全。
立党の綱領が『自主憲法制定』を謳っているのに、今日まで怠ってきた。
理想的で、国際社会とも順応できる時代即応の素案を示してくるべきだった。

アンポも理解できない国民に、難しい憲法論議なんて、より難解だ。
野党が、『世界のアチコチで戦争できる国家にする!』と安保法案廃止を言う。
単純な言い回しだから、国民には単純に受け入れられる。

この『単純』との戦いなのである。
責任政党を自認するなら、それなりの政策を示すべきである。
民進党が政策を示さないのは、示した瞬間に党が割れるからである。

兎に角、国民は自民党を政権から降ろそうとは思わないだろう。
が、衆参で3分の2を握らせるような判断もしないだろう。
なぜなら、国民は『憲法改正』の必要性を認識していないからだ。

自民党の当選2回組以下は、壊滅的打撃をうけるかもしれない。
選挙後に自民党は細るが、野党も政権が獲れないと再分裂で細ってゆく。
一方では、存在感を示せない程に微小化する政党も。

自民党の凋落と、政党再編成。
選挙後の姿は見えているけれども。
06:08  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.04.01 (Fri)

立憲主義

『放棄』というのは、権利はあるが、その権利を捨てるということだ。
つまり、日本国憲法(と云われる)第9条は、『自衛権』という権利を捨てたということ。
それなら憲法の前提に、そのことを謳うべきであろう。
『諸国民の公正と信義に信頼して』いることを謳っているのだから。

それならば、自衛権を行使するための『自衛隊』は必要ない。
日本の自衛権行使を補完する為に存在する『日米安全保障条約』も無用だ。
日米安保がなくなれば、国内の米軍基地も全廃され、辺野古に新設する必要もない。

結果、他国から侵略されても、それに抗う手段はない。
手段はないから、侵略され、支配されても手をこまねいているしかない。
支配され、統治されても、唯々諾々と従うしかないのである。

支配されれば、自由や民主主義は剥奪され、政治参加は認められないだろう。
日本古来の伝統と道統は否定されるから、習慣も消えてゆく。
教育は、異国の言語、文化、制度の押付けに始まる。

国内各地に侵略国の基地が建設され、当然、核の基地も造られる。
支配権を確立するために、徴兵制も始まるだろう。
そして、祖国を捨てて侵略国の支配地に徴用されることもある。

それとも『自衛権』の存在を認めるのか?
自衛権は認めるが、徴兵制、核武装、外国との連携は明確に否定する。
従って、米軍基地や日米安保とは無縁の『自主防衛』を目指す。
その為には、防衛力増強で『武装中立』を堅守する。

そろそろ、戦後の安全保障論議に決着を付けるべきときが来ている。
政府が一貫して否定してきた『集団的自衛権行使』を認める前に議論すべきだった。
何故なら、『立憲主義』を唱える人達も、その辺りの議論を、故意に避けている。

安全保障法案を『戦争法案』といい、世界各地で戦争できる国にする!と叫ぶ。
集団的自衛権を認めれば、法理論上ではそうなるだろう。
もし日本が社会主義政権に変わったら、その名分が生きる可能性を帯びている。

が、立憲主義を唱えている野党諸君の間にも、『自衛権』を認める者は多い。
真に、立憲主義を目指すのであれば、自衛隊の存在否定が前提でなければならない。
国民の大多数が、自衛隊を肯定しているから、そこまでは踏み込めないのだ。

米国大統領、共和党候補を狙うトランプは、安保条約の片務性を批判している。
米国からの『用心棒代』を支払うように!とも求めている。
今でも、『思いやり予算』で駐留経費を負担しているのに、これ以上は払えない。

駐留米軍は、『日本の為』ではなく、アジアの防波堤としての存在だ。
韓国などの同盟国の為にこそ、存在すると言ってもいい。
トランプに言われなくても、日本としてもお荷物として捉えるべきだろう。

そういう、将来展望をもった『立憲主義』議論をして欲しい。
革命勢力・動労から動かされている枝野幹事長、憲法とは対極にいるのに『立憲主義』なんて。
それに、憲法が定めた『象徴・天皇』に反対している共産党が加わる。

『立憲主義』とは言うけれども、中身は『社会主義政権樹立まで憲法を利用する』勢力の集い。
ゲバ棒を振るって、暴力革命を志向した連中が、『よく言うよ!』
実態は、民主主義否定、自由主義否定、議会主義否定の集団。

そう言えば、『参院を地方代表制に』という知事会からの要望があった。
国民に等しく一票ならば、国土にも均等な一票を!という発想なのだろう。
護るべき国土面積は多いのに、政治参加の権利は低い!  その不公平打破を狙っている。

憲法改正が、『衆参同一選挙』の争点だと言われている。
憲法改正の手続きは、『日本国憲法』と呼ばれている条項にも明記してある。
明記してあることを明言して批判される。
これは、『立憲主義』に反しないのか?

でも、野党の指導者も、過去の思想・行動を隠して仮面を装うのが上手い。
民進の岡田さんは旧籍は自民党、枝野さんは反日共系革命闘士。
社民の福嶋さんも『暴力革命派』だったし、小沢さんは、旧弊・自民党幹事長。
カネにまみれた者と、革命ごっこで日々を過ごした人たちの『野合』である。

そういえば、民進党の政策責任者・女性議員の政治資金疑惑が報じられていた。
法律を知らないのか、バカにしているのか、素人でも判る誤魔化しが多い。
政治資金法も守れない方々が、『立憲主義』と言っても眉唾だ。

『立憲主義』が選挙の争点になるなら、憲法の大事さを問う選挙ということ。
『憲法を大事にするか?』と問われたら、『憲法の為に死ねるか?』と同意語だ。
『自衛権を否定する憲法』の犠牲にはなりたくない。
自己の存在を否定することだから。
02:57  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。