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2016.01.11 (Mon)

通信手段

帰って入浴、夕食まで、そして就寝前の、読書が日課になっている。
特に、時代小説が好きだから、好んでその種の本を探す。
探すが、司馬、海音寺、山本、吉川などは学生時代に読破している。

最近では、葉室の小説を読んでいたが、これも新刊を待たねば無い。
時代小説を読んでいると、時の流れの「ゆったり」に驚いてしまう。
なにしろ、互いの連絡手段が、徒歩によるものだから。

江戸にお伺いを立てても、結論が届くのは数か月先だ。
同じ藩内でも、使いを出して呼ぶか、自分から赴くか。
事の成就が見通せない程の時間だが、それだけに記憶力が優れている。

吾が幼いころ、集落で不幸があると、手分けして親戚筋へ告げに走った。
山道を、松明や提灯を点して歩いてゆく。
報せを聞いた方も、急いで身支度を整えて弔問に走る。

高校時代、近くの商店主が電話を取り次いでくれていた。
親切心からだが、しょっちゅう掛かってくるから、50メートルほどの距離が気の毒だ。
吾は、有線ブザーを設置して、一度コールは吾、2度コールは弟と聞き分けた。

学生時代、ピンク電話の9を、鉛筆などで急速に戻すと、市外局番のゼロに相当する。
そう聞いたから、喫茶店で試してみると、まさしく聞いた通りだった。
ある学生団体で寝起きの当番の時、その方法で遠距離の友と語った。

目を剥くような電話料請求が来て、吾らの不行跡がバレた。
『払え!』とは言われなかったが、一同、大目玉を食った。
多分、学生街の喫茶店も、莫大な損害を被ったであろう。

酒谷に移り住んで、『農村集落電話』に遭遇した。
集落に、回線が如何ほどあるか知らないが、常に『プー、プー』と話し中だ。
それから通常の電話に切り替わるのに、どれだけの日数を要したであろうか?

永田町では、車載の大きな電話機があって、代議士達が通話している。
肩からぶら下げる方式の、どでかい携帯電話機なるものも出現していた。
そして、『ポケベル』である。

電話加入権が、10万円以上、していたと思う。
吾は、宮崎市に2口、日南市に3口持っているが、公社に預けたままだ。
尤も、欲しがる者もいないし、価値は無いに等しいだろう。

価値は無いのに、法人の決算書などで『資産勘定』で出てくる場合がある。
額面が、どれだけ計上されているか、様々だが、時代遅れの感が。
でも、預かっている旧・公社は、どのように取り扱っているのか、これも承知していない。

公社といえば、吾の山林に電話線が敷設してある。
農集電話時代の名残だろうが、今も効用されているらしい。
その電話線を、素材業者が誤って倒した。

倒したままになっていて、NTTに連絡して、3か月が経過するという。
普通は、電力会社の電柱に附設するのだろうが、生憎と電力線は通っていない。
通っていないならば、通っている方から附設すべきだっただろう。

第一、電話柱設置の土地使用料も頂いてないから、迷惑至極だ。
既に、伐採跡地だから、杉苗の植え付けが待っている。
別の集落から架設した方が、管理しやすいし、経費も安い、と教えよう。

そう思って、NTTの担当部署に連絡した。
『午前9時から、午後5時までの受付です』と、テープの声。
電話したのは、午後2時だから営業時間内だろう!

と、思ったら、今日は祝日だった。
だったら、『祝日の為、今日は業務をやっておりません!』と応えさせるべきだ。
NTTと変化はしても、三公社五現業時代の悪弊は、未だに健在だ。
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